リナビスへ突撃取材!工場見学して口コミ・評判の真相を確かめてきました
こんにちは。宅クリ編集部のはるです。
わたしはいくつかの宅配クリーニングを試してきましたが、中でも一番のお気に入りがリナビスです。
以前頼んだコートとセーターが、無料の毛玉取りサービスで見違えるほどきれいになったのがきっかけでした。 あきらめていたシミもキレイになっていて感動!
リナビスではしみ抜きや毛玉取りだけでなく、ボタン付けも保管も全部無料なのです。
それから5着まとめてのパックで頼むようになりました。
半年ほどリピートしていたある日、リナビスの口コミ評判に苦情やトラブルがたくさん書かれているのをネットで見つけました。
書かれていた悪評価が気になって、数日もやもや。他の宅配クリーニングに変えようかなとも考えましたが、せっかく気に入っているのにわざわざ他のお店を探すのも面倒でした。
そこで真相を聞くために、リナビスに直接電話をしました。私はいつもクリーニングを出す前に不安なことはいつも電話で質問していたので、この時もお問い合わせ感覚の気楽な気持ちでした。
電話に出たのは、専務(当時)の東田(とうだ)さんという男性でした。 一通り話をした後、「よかったらご自身で直接確かめてみませんか?」と招待をいただき、逆にびっくりしました。
場所をきくと同じ県内。少し迷いましたが誰かの話を鵜呑みにするのではなく、自分の目で確かめたいと思い、思い切って2017年の秋に兵庫のリナビスにいってきました。
今まで知らなかったプロのクリーニングのこだわりポイントや、よい宅配クリーニング店の見分け方をたくさん知ることができました。
実際にリナビスに任せた服がどんな風にクリーニングされているのかを知るほどやっぱりリナビスがベストだな」と確信する機会にもなりました。
「興味はあるんだけど、リナビスって本当に大丈夫なの?」と不安に思っている方、どの宅配クリーニングにしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- ~ 目次 ~
- 1. リナビスが他社と圧倒的に違う3つのポイント
- └【1】一流ブランドのコートや高級ダウンが主流
- └【2】洗いではなく、人の○○が仕上がりを変える
- └【3】ダウンの中綿まで乾かせる「自然乾燥」を徹底
- 2. リナビスの3つの強みは「職人と最新設備」
- └【1】最新モデルのボックス乾燥機の導入
- └【2】20年、40年選手が手がけるプレスの現場
- └【3】効率よりも質にこだわる社風と人
- 3. リナビスで始まるサービス「3つの予告」
- └【1】納期がぐんと早くなるRFIDチップの導入へ
- └【2】カスタマーセンターの開設準備とアプリ
- └【3】ブランドバッグのメンテナンス事業
- 4. リナビスの宅配クリーニングはこんな人におすすめ
- 5. リナビスまとめ
1. リナビスが他社と圧倒的に違う3つのポイント
取材当日、約束の時間に兵庫県西脇市にバスで降り立ち、徒歩5分でリナビスの本社に向かいました。
迎えてくださったのは、電話でお話した専務の東田(とうだ)さんです。
「まずは見てみますか?」と総敷地面積1250坪という広大な検品・出荷センターへ。 そこで目に飛び込んできたのは、大量のブランド服でした。
【1】一流ブランドのコートや高級ダウンが主流
ヴィヴィアンにマックスマーラ・・・高級なコートが多いですね、あ!あれはモンクレールですか?
うちは宅配クリーニングを始めたころから高級ブランドが多いんです。お客様の7割は女性です。
モンクレールは初期から多かったですね。調べたら高くて驚きました(笑)
モンクレールのダウンは安いものでも15万円前後。20万円以上のアイテムも珍しくない高級ブランドです。
わたしなら宅配クリーニングに出すのをためらう金額・・・でもこんなにたくさんの人がリナビスに頼んでいるとは、まさに予想外でした。
【高級ダウンで多いブランド】
・カナダグース
・タトラス
・モンクレール
・デュべティカなど
【コートで多いブランド】
・マックスマーラ
・アクアスキュータム
・マッキントッシュフィロソフィーなど
マルニ、ニナリッチといった一流ブランドもしょっちゅうクリーニングしているそうです。
10点パックのコースで定期的にリピートいただいているお客様もいます。
その方は、いつも10点全部マックスマーラなんですよ。
何十万円もするコートや服を着る人が、リピートしている。
ということは、リナビスの仕上がりは一流ブランドを愛する人たちの期待に応える品質ということになるのでは・・・。
東田さんに引き続き、話を聞きました。
■ファッショニスタがリピートする宅配クリーニング
うちは通常のクリーニング店に比べて圧倒的に高級ブランドの衣料が多いです。
でね、そういう服は装飾が多くて繊細なんですよ。
だからどうしてもマニュアル通りにはできないことが多くて手間と時間がかかる。
でもそこは手が抜けない部分です。
ていねいなお仕事をしてくださっているんですね。
リナビスを信頼して大切な服を任せていただいている。
だから手をかけるべきところは、きっちり手をかけています。
うちが他のお店のように、効率重視にできないのはそういう理由です。
早さよりクオリティに重きを置かれているんですね。
今日頼んで明日仕上がり、というクリーニングショップもありますよね。
でもリナビスを利用する方は、品質がよければ時間はかけてください、というスタンスの方が多いのが特徴です。
■早さは売りではない
2016年に1日5個ペースの依頼が、いきなり100個ペースになって少し大変だった時期があったんです。
その時に、お客さまの注文画面に『いまは3週間かかります』と明記したにもかかわらず、注文が止まらなかったんですよ。
どういうことかな?と考えた時に、求められているのは便利さとか早さじゃないんだと思いました。
高級な10万20万単位の洋服を出す方は、間違いのない品質で納品されるのを望んでいるんだと実感したんですよ。
なるほど!お客様は、リナビスさんの質の高さをとても信頼しているんですね!
ちなみに2017年の11月にクリーニング料金を値上げしたリナビスですが、依頼は減るどころか全国から毎日衣類がおしよせているそうです。
いまは早めが苦手のリナビスですが、それも変わります。
また後で話します。
東田さんは笑いながら、引き続きクリーニングの工程を見せてくださいました。
【2】洗いではなく、人の○○が仕上がりを変える
到着した服は、たくさんの女性たちによって検品されてから工場へまわされます。
具体的には、以下のような工程です。
タグ付け明細をみながら襟元に管理タグを付ける
↓
汚れのチェック
↓
ポッケの中にティッシュやボールペンがないかみる
↓
袖口などチェック
無料サービスの毛玉取りは、この段階で一点一点行われています。
この段階はどこのクリーニング店も同じく、機械ではできない部分。だからこそここが仕上がりの分かれ道になると東田さんは話します。
この段階で衣類の状態をどこまでみているか。その後の工程を衣類ごとに的確に分けられるか。そこに全てがかかっていると教えていただきました。
いいクリーニング店の見分け方
いいクリーニング店の見分け方ってありますか?
極論をいうとクリーニングの仕上がりのよしあしは、洗いでなく検品で決まるんですよ。
そのあと素材をしっかりわけて、機械で洗いますよね? だから優秀なクリーニング店かどうかは、間違いのない洗い方をしているかどうか、というところなんです。
検品って会社によって、どこまでやるかの度合いが違いますよね。
毛玉なんてとらないというところもあります。
シミをみても、お金をもらっていないからそのまま流します、というスタイルもあるでしょう。
リナビスさんでは?
うちは特に検品の工程においては効率を求めたり、一日に何点目標といったノルマを設けてはいません。
誰に言われたわけでもなく、必要以上に丁寧にスタッフが行っているだけなんです。それがうちの強みです。
当たり前の基準。それが仕上がりの差に変わる
検品というと具体的には?
検品でシミをみつけたら、シミ抜きにまわします。ボタンはとれかけていたら、修繕にまわします。
これはリナビスでは当たり前のこと。お店の当たり前が何か、という点になると思います。
工場の工程は、基本的に流れていくもので決まっています。
一度洗って熱がかかってしまうとシミってとりにくくなるんですよ。
だから検品で事前にここにシミがあるよ、とわかっている状態であることが大事です。
検品は1度だけ?
うちではこの検品の後に、工場に移してもう一回、衣類をチェックしています。
ひどい汚れがあれば落として、素材と厚み、色で正確により分けて。ポッケの中ももう一度みて。
それから洗いの工程へまわしています。
とにかくクリーニングでは、一番最初に人の手が入るのが検品の作業。一番大事です。
正直にいうと「よいクリーニングのお店は洗い方がうまい」と勝手に思い込んでいました。
ですが、東田さんがいうには、よい仕上がりを生み出すのは、洗う前に人の手間と時間をかけているかどうか、であるということ。
丁寧に衣類を確認し、風のように毛玉をとっていくスタッフの方たちを後に、私たちはクリーニング工場へ向かいました。
【3】ダウンの中綿まで乾かす「自然乾燥」を徹底
検品・集荷センターから歩いて5分のクリーニング工場には、モンクレールにタトラス・・・高級ダウンが屋根付きの屋外にズラリと並んでいました。
東田さん、これは干しているんですか?
はい。実は、あまり知られていませんが、ダウンジャケットをドライクリーニングに出すと、多くの場合は洗ったときの溶剤が中綿に残ってしまうものなんですよ。
ええ!残るってドライクリーニングの溶剤ってことですか?
はい。というのも、乾燥機は15分から20分と時間が決まっていて、スーツなら乾くけれど、ダウンは乾ききらないんです。
特にタトラスやモンクレールは、生地が繊細なので乾燥機に長く入れると傷んでしまいます。
本当は自然乾燥がベストなのですが、普通のお店ではそんなスペースがないので、乾燥機で一気に乾かしていると思います。
では、他社のやり方では生地が傷んでしまうこともあるということなんですね。
でもリナビスはご覧の通り、田舎で広大なのでスペースは十分確保できる環境です。 ですので、そのまま中綿の奥まで乾ききるまで自然乾燥させることができるんですよ。
セーターも干しているんですか?
ビジューやスパンコールがたくさんついているものは乾燥機でとれてしまう可能性があります。だから必ず自然乾燥にしていますね。
こうやって一日以上は風に当ててから、プレス工程へ戻すそうです。
2. リナビスの3つの強みは「職人と最新設備」
2015年から宅配クリーニング事業を始めたリナビスは、2017年の9月に工場をリニューアルしました。東田さんの話は続きます。
工場をリニューアルをした理由は?
それまでは地域の長年の実店舗体制でやっていたのですが、高級ブランドがこれだけ大量にくるというのは、通常のクリーニング店にはない、独特の業態だと気づきました。
普通のクリーニング店って、日常着がメインで時々、高級なものが混ざる、といった感じだと思うんです。
ですがリナビスはきっちりと品質を担保した上で数をこなす必要がでてきたのです。そこで最新の設備を導入して工場を再設計しました。
おかげでデリケートな服の仕上がりもますますスムーズに、数量もこなせるようになりましたよ。
【1】最新モデルのボックス乾燥機の導入
あの揺れている小さな部屋のようなものは何ですか?
これは9月に導入した最新型のボックス乾燥機です。リナビスに送られてくる高級衣類は、装飾品とデリケートな素材がとにかく多いのが特徴です。
そういった多彩なデザイン性をもつ高級服に対応するために、65度前後の吊ったまま乾かす最新鋭の乾燥機を導入することにしました。2台あります。
街のクリーニング店はスピードと効率重視なので、すぐに乾かさなくてはいけないと思うのですが、そこがちょっと事情が違う部分だと思います。
高級な服に対応した、最新型の乾燥機ってどんなものなんですか?
繊細で特殊な素材は、普通の乾燥だとしわになったり縮んでしまう可能性があります。
でもこうやって揺らしながら65度前後で吊って乾かすと、シワなく乾燥できるんです。
ここから出した時点で、小じわはほとんどない状態にまで仕上がりを高められるようになりました。
ボックス乾燥機か普通の乾燥機かどちらの乾燥にするかは、検品の段階で見抜いて仕分けています。
さきほどもお伝えしましたが、そういう意味でも前段階はやっぱり大事ですね。
ここからさらにどんどん美しく仕上げられていく過程へ。 例えばトンネルフィニッシャーというスチームのトンネルを通った服のシワ。一瞬でほとんどなくなるのを目撃しました。
空気で膨らました後、内から外へ蒸気を通してシワを伸ばすという、人体プレス機。
綿素材のトレンチコートなどに用いられます。 そんな初めて見るマシンの数々の先に広がるのは、たくさん人がいるスペース。 そこでは、プロフェッショナルの技術が集約されていました。【2】20年、40年選手が手がけるプレスの現場
いまプレス(アイロン)は9人体制です。一番長い方が、藤原さんで49年。岩本さんが47年。 この2人が長いですね。男性の宮田さんは19年かな。
お写真とってもいいですか?と声をかけると笑顔で答えてくださったのは宮田さんです。
クリーニング工場には欠かせない万能プレスをつかって、プレスしながら風のようにシャツを仕上げていくのを見ました。 数十秒で一着という脅威のスピード!これが20年かけて培われた正確さと技術力・・・息を呑む早さ!
そしてジャケットの襟は必ず人の手で。 検品で指定されている三つボタン・二つボタンによって、襟の仕上げは変わります。
■最新の設備で活躍する、熟練のスタッフ
49年のキャリアをもつ藤原さんは、リナビスのHPにもでているリナビスの有名人です。 シワができやすい綿や麻といった、難易度の高いアイロンプレスが彼女の担当です。
「いまは機械に仕事をだいぶ助けてもらっていてね。昔に比べて本当にだいぶ楽になりましたよ。それでもね、人の手でないとできないこともあるのでね...」と、藤原さん。
話しながらも一点一点、丁寧に着々と仕上げの作業を進めています。 その奥には女性がセーターには軽く蒸気をあてて、整える姿。仕上げは必ず人の手です。
最新鋭の設備と、人にしかできない手間をかける部分がひとつになって機能していた現場でした。
【3】効率よりも質にこだわる社風と人
リナビスは2017年に創業56年目を迎える老舗の地域密着店です。
東田さんは大学卒業してすぐにリナビスに携わりました。 いまの宅配クリーニング事業を始めたのは、社長の息子さんであり、現専務でもある東田さんご本人です。
■うちの強みは「人」
この工場ができた時、僕は2歳くらいでした。その時から藤原さんや岩本さんには、一緒に遊んでもらっていましたね。
勤続年数の高さからもお察しの通り、離職率がすごく低いんです。うちの一番の強みは『人』だと思っています。
一番の強みが「人」って素敵ですね。
業務量は少なくないのですが、基本的にノルマを課しているわけではありません。
お客様の要望がある意味ではノルマのような部分があります。
ですが、僕からなにかを締め付けているといったことは一切ありません。
現場に関しては完全に任せきっています。そういう面では深く信頼のおける現場です。
もちろん、問題が一切ないわけではありませんが、いい雰囲気で仕事をしているのは見ていてもわかります。
みなさん協力的でとても真剣に仕事に取り組まれているので、それはリナビスの強い部分だと思っています。
■お客様が求めるのは、効率重視とは違う価値
自社のスタッフをみてうちのいいところはなんだろうと考えて、とくにうちの母親であったり、僕が生まれたころからずっと働いている人たちを見ていた時がありました。
僕はけっこう合理化優先の人間なんですけれども、特に女性の方たち、さきほど見た検品の方などは、工程にとても手間をかけるんですよ。
もし経営を考えてより効率を考えるなら、そういう業務を省くべきでしょうね。
でもそれを見たときに、これをとったらうちの良さってなくなるんじゃないのかな?と僕は考えたんです。
要は、おばちゃんのおせっかいだよね、と思ったんですよ。
僕のなかでは言葉にできたので、それをコンセプトにHPをつくった感じです。
そこで、あの「おせっかいなおっちゃんと、おばちゃん達…」というHPができたんですね!
確かにHPから、長年の職人の技できちんと丁寧に仕事をしてくれるに違いない。と伝わってきますね。
当社なりにいい結果を出すために自社のよさをきっちり伝えることをやってきました。それがお洋服を大事にされるお客様に伝わっているのかなと思っています。
3. リナビスで始まるサービス「3つの予告」
■リナビスになぜトラブル・苦情の口コミ評判があるのか?
2015年から始めたリナビスの宅配クリーニング。それまで受注件数が一日5個くらいから100個単位に急増したのが2016年だったと東田さんは語ります。質には今まで通り手を抜かず進めてきた結果、どうしても対応力が足りず起こってしまったと思われます。
当時は正直いって『これは終わるのかな?』という状況だったんですけど、職人さんもスタッフも『わたしらもなんとかやるから』といった形で協力しあって乗り切った一年でした。
■具体的な打開策とは
衣類は本来すべて5日工程でできます。ただ、今はあまりにも量が多いため、受注量によって10日になったり20日かかっているのが現状です。
とはいえ、どの衣類も中3日で基本的には処理できるし、シミがひどいとか修理に時間がかかるといったことさえない限りは、5日あればきれいにしてお返しすることができます。
今は物量に対しての対応力がまだ足りていない。それは受け止めています
具体的な対応はなにか考えていらっしゃるんですか?
すると東田さんはポケットからあるものを出して見せてくださいました。
【1】納期がぐんと早くなるRFIDチップの導入へ
透かしてみると、なにか見えませんか?
・・・ちいさな影がみえますね。
これは2018年から導入予定のRFIDというものです。 その影は顧客情報が書き込めるチップなんですよ。
これがあると電波で複数のタグを遠隔からも一気にスキャンすることができます。
このシステムを商品管理に導入することで、広大な空間と大量の衣類から、最速でお客様の服をピックアップできるようになります。
とても画期的なシステムですね!
さきほどご案内した3階建ての検品・出荷センターは総敷地面積は1250坪、約4132平方メートルです。
ワンフロアは200~250坪なので、50メートルプールの半分くらいの計算になります。この中からお客様の服を見つけるのは本当に大変だったんです。
■膨大な衣類から一瞬で服を見つける仕組み
毎日平均で250箱を出荷・納品しています。その衣類の総数は約2,750着です。繁忙期には一日3,000着を発送しています。その工場設備と人の力はすでにあるわけです。
ただ、その中から『わたしの服はどうなっているの?』というお問い合わせにお答えしたり、仕上がった後にお送りするためにお客様ごとに、衣類をピックアップするのにとても時間がかかっていました。
バーコード管理をしていますが、それこそ気合いでスタッフが時間をかけて対応している状態でした。
それがこのチップを導入することで、一瞬で場所がわかるようになるので、迅速な発送も可能になる。納期短縮の大きな足がかりとして、準備しています。
このシステムで納期も短縮されますか?
2017年は9,900受注、約9万9,000着の長期保管に対応しましたが、急な納期変更はリナビスの課題でした。それもこのRFIDで解消していきます。結果、通常の納期も短縮できると思います。
大事な服を預けたのに、すぐにわからないというのはお客様にとって不安なことだと思います。
これはそういう部分を解消し、長期的にはどういう面でもつかえるサービスになると思っています。
【2】カスタマーセンターの開設準備とアプリ
そういえばネットで「電話の問い合わせにでない」という苦情をみかけたのですがどうなっていたんでしょうか?
いままでは電話回線1本しかなく、出荷とクリーニングをするのが精いっぱいだったというのがありました。
その点を早急に改善するべく2018年にはカスタマーセンター開設の準備をしているところです。
「納期を変えたい」「いまどうなっているの」という問い合わせに対して、膨大な衣類から人の手で探し出さなくてはいけなかったので、そこに時間をかけていました。
今後はRFIDという仕組みで解消していくので、そういうことが起こらないようになると思います。
それと今、アプリをつくっていて、リナビスの会員にとっては便利なものにしていく予定です。
現在の納期やクリーニングのこと、依頼するときにお客様が困ることのないようなアプリを開発しています。追ってリリースを発表できると思いますよ。
【3】ブランドバッグのメンテナンス事業
あと、これはまだ誰にもいっていないのですが・・・
工房と提携してブランドバッグのメンテナンス事業を始める準備を進めています。
バッグの持ち手や角ってある程度つかうと擦れてくる部分がありますよね?
そこを磨いて、コンディショナークリームを塗って、同じ色をつくり、補修するというサービスです。
そこへ革用の染料をいれて、色が落ちている部分を新品同様に仕上げる技術をもつ工房と提携することになりました。
うちのお客様は7割女性で、高級ブランドを愛用する方が多いことがあり、喜んでもらえるんじゃないかと思って立ち上げることにしました。
・色をアイテムに似せてひとつひとつ作る個別対応であること
・所在は電子チップでデジタル管理するのでセキュリティも安心
という2つのポイントがあります。
準備が整い次第、注文を受け付けていきますので、楽しみにしていてください。
待望のブランドバッグのメンテナンスのサービスが、インタビュー後にスタートしました!
皮革・ブランド品のバッグ、靴、小物のクリーニング&修復が可能ということで、私もブランドバッグのクリーニング&メンテナンスに出してみました。
レポートもまとめたので、ぜひチェックしてくださいね。
ブランドバッグのクリーニングをリナビスに依頼!その結果は?>>
4. リナビスの宅配クリーニングはこんな人におすすめ
今回の訪問取材でわかったリナビスのポイントをまとめました。
■リナビスの信頼と実績- モンクレールやカナダグースなど10万円以上の高級ダウン取り扱い多数
- 服を傷めず、型を崩さない静止乾燥機を使用
- ダウンジャケットは自然乾燥で中綿までしっかり乾かしている
- 広大な長期保管庫完備。365日いつでも保管を受付できる
- 検品で事前に必ず毛玉とり。ポケットの中もチェック
- 素材と衣類の仕分けを徹底してから初めて洗う
- 50年近いキャリアをもつプレス職人が手仕事で仕上げ
- ボタン修理も担当者による手仕事。直してから洗う
- マックスマーラーなど一流ブランド愛用者が多い
- ほとんどの人が10点パックを利用
- 初回限定割引5点パックが人気 現在、お試しパックは休止中です
〇丁寧で確実な仕上がりを望む方
〇5~20点と量をまとめて頼みたい方
〇自分の好きなタイミングで長期保管を頼みたい方
もし「早く仕上げてすぐに着たい」時には、ほかの宅配クリーニングのお店がおすすめです。 リナビスは効率よりも、圧倒的に丁寧で確実な仕上がりを優先しているからです。
基本的には「急がないので、確実に丁寧に仕上げてほしい」衣類を頼むのがコツです。こういうマッチングを事前に知っておくことはとても大切だと改めて思います。
もうひとつ。「長期保管を頼みたいと思ったときにはすでに受付が終了していた」ということはありませんか?
今回の訪問で、宅配クリーニング業界においてはリナビスのように通年受付をしているお店はとても希少だとわかりました。
通常は春と秋と受付期間が決まっています。なぜかというと保管スペースのキャパがすぐにいっぱいになってしまうからです。
でもテニスコート10面分の広大な保管庫をもつリナビスのキャパシティは、想像以上のスケール。いつもクローゼットをすっきりさせたい方には、「リナビスでクリーニング保管」がベストです。最大12か月まで保管は無料です。
5. リナビスまとめ
リナビスの業務量が劇的に増えた2016年、リピーター集客をしなかったのはクリーニングの品質を下げないための判断でした。その時点でもリピート率は53%。2017年はさらに高くなっています。状況を整理すると、苦情の口コミ評判が多くなったのは利用者が急増した時期の古い情報の蓄積だとわかりました。
「物量に対して、設備と対応力がまだ足りていない。全てはこれから」
そう語る東田さんが見せてくださったのは、REIDチップでの衣類管理やカスタマーセンターの開設、ブランドバッグのメンテナンスという新規事業の計画です。
実際に現場でみたのはリナビスの苦情やトラブルといった実情は、ネットの評判とは全く異なるものでした。残っているものの、全ては過去のもの。リナビスの評判や最新で書き込まれる口コミはこれから大きく変わることを確信しました。とても楽しみです。
リナビスは歴史と実績を誇るプロのクリーニング店が運営する宅配クリーニングです。
この訪問で多くの貴重な知識と考え方を知り、学びました。改めてリナビスの東田さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
あなたにとって最良の宅配クリーニング選びの参考にしてくださいね。
取材協力 東田伸哉さん
東田ホールディングス 代表取締役 社長
東田ドライ 代表取締役 社長
【東田ドライ】
〒677-0043 兵庫県西脇市下戸田31-1
0795-38-7190
https://rinavis.com/
リナビスの口コミを紹介!
こんにちは。宅クリ編集部のはるです。宅配クリーニングのリナビスが、皮革・ブランドのバッグ、財布(小物)、靴、衣類と、革鞄のクリーニングのサービスを始めました。宅クリ編集部の一員としては「ぜひどんなものか確か…
2歳と4歳の子供がいる、30代前半の主婦です。これまでは、近くのクリーニング店にお願いしていました。
近いと言っても歩いて行くには少しあるので、いつも自転車です。子供がまだ小さいので、かさばる衣服を持って子連れ…
リナビス「初回限定のクリーニング5点コース」を申し込んでみました
小学生1人と幼児が3人いる、30代後半の主婦です。クリーニングはついつい億劫になってしまいます。持っていくのも、取りに行くのもちょっと面倒で…それに子連れで荷物になるので、気になる汚れを放置してしまう、なんてことはしょっちゅうありました。
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35歳の会社員です。家族は5歳の男の子と夫がいる、3人家族です。クリーニングに出したい服はたくさんありますが、なんせ時間がない!仕事は正社員で働いてるので、保育園のお迎えの後は荷物が多いし、子供はお腹すいてぐずるしで…
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先テレビ東京「カンブリア宮殿」に、宅配クリーニングのリナビスが登場していました。以前宅クリ編集部で取材をさせていただいたご縁があり、最後までがっつりと視聴!
あらためて「やっぱりすごい」と思ったリナビスのメリットと新情報をご紹介します。
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宅配クリーニングで人気のリナビスを、よりお安く利用できるクーポンがあるって知っていますか?どうしたら手に入れられるのかを詳しく説明致します。
せっかくなら賢くお得に利用しましょう!
無料サービスが業界でトップのリナビス。リナビスに依頼をするなら、ポイントの還元があるし、楽天から頼みたいと思う方も多いのでは?リナビスは楽天に出店しているの?
店舗で預けるクリーニングとは違って、ネットで頼む宅配クリーニングは安くて便利な半面、苦情やトラブルも増えているって知っていますか?利用する際に、トラブルを回避する方法や、実際にあったトラブルの具体例を紹介しています。宅配クリーニングに出す前にチェックしてみましょう!