ネクタイにカビが発生!洗濯で落とせる?予防法も解説

ネクタイにカビが発生!洗濯で落とせる?予防法も解説

しばらく使わずにタンスやクローゼットにしまっていたネクタイ。
いざ使おうと思ったら、白いモヤモヤしたカビのようなものが生えていた…。

そんな経験はありませんか?
ネクタイはただでさえ扱いや洗濯に気をつかうのに、カビが生えてしまったらどうしたら良いのでしょうか。

そこで、この記事では、ネクタイにカビが生えた時の除去の仕方や対処法、さらにカビの予防方法についても解説します。

~ 目次 ~
1. ネクタイのカビの原因は?
2. ネクタイのカビの取り方
3. カビを予防する方法
4. まとめ

ネクタイのカビの原因は?

ネクタイにカビが生える原因は、皮脂などの汚れと湿気です。
カビは皮脂などの汚れを餌にして、湿気が高い場所で増殖します。
ネクタイは使うたびに汗や皮脂などの汚れが蓄積するため、湿気がこもりやすい場所に放置しているとカビが生えてしまいます。

カビは自宅で落とせる?

それでは、実際にネクタイにカビが発生した時、自宅の洗濯で落とせるのでしょうか。
自宅で洗濯できるかそうでないかの判断は、ネクタイの素材とカビの種類によって異なります。
以下の2つのチェック項目を見て、確認していきましょう。

ネクタイの洗濯表示を確認

カビが生えてしまったネクタイが洗濯できるかどうか、まずは洗濯表示をチェックしてみましょう。
素材がポリエステルのものや洗濯OKの表示があれば、水洗いすることができます。

しかし、ネクタイの素材がシルクやウールなどの動物繊維を含んだ生地の場合は、自宅でのお手入れは難しくなります。
シルクやウールといった素材はデリケートなため、カビを落とす過程で生地が傷んでしまいます。

カビの種類を確認

ネクタイに発生したカビの種類によっては、残念ながら諦めなければならないケースもあります。
それはネクタイについているカビが、黒いポツポツとした黒カビのケースです。
黒カビは繊維の根元の部分まで黒くなってしまうため、漂白剤を使ったとしても色を抜くことは困難になります。

ネクタイのカビの取り方

ネクタイの洗濯表示やカビの種類を確認し、自宅で洗濯できることが分かったら実際に洗濯をしていきましょう。
カビが部分的に発生している場合と、全体的にカビがある場合に分けて解説します。

準備するものと部分的なカビの取り方

・準備するもの

1.中性洗剤(ドライマーク・中性洗剤と表記があるもの)
2.綿の素材のハンカチや布
3.バスタオル(吸水力の高いものが望ましい)
4.洗面器
5.ハンガー
6.アイロン
7.洋服用ブラシ

・カビの取り方の手順

まずはカビが生えている部分に、洋服用のブラシで優しくブラッシングして落とします。
続いて、綿素材のハンカチや布に少量の洗剤を含ませ、シミやカビのある部分を軽く叩きます。

ある程度のカビやシミを落としたら、洗面器を用意してネクタイが浸るくらいの水を入れます。
水量に合わせ、表記通りに洗剤を入れて洗濯液を作ります。
この場合、水よりもぬるま湯の方が汚れが落ちやすいです。

洗面器にネクタイを入れて、ゆっくりと汚れが落ちるまでゆすり洗いをします。
汚れが取れたら、すすぎを行います。
すすぎを終えたら、ネクタイの形を整えて、バスタオルで包んで水分を吸収していきます。
水分を吸い取ったら、ハンガーにかけて乾燥させます。

注意点として、太陽が直接当たる場所ではなく、半日くらい陰干しを行ってください。
ネクタイが乾いたら、最後に形を整えて、低温から中温でアイロンがけをすれば完成です。

カビが全体的に広がっている場合

・準備するもの

1.酸素系漂白剤
2.洗面器や洗面台
3.ゴム手袋
4.バスタオル(吸水力の高いものが望ましい)
5.ハンガー
6.アイロン

カビの生えている範囲が広い場合で、シルクやウール以外の洗濯OKの素材であれば、酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
洗面器や洗面台に40℃程度のお湯を張り、水量に合わせて酸素系漂白剤を溶かします。
ネクタイをつけ置きし、お湯が冷めたら手袋をして優しく押し洗いします。

カビが取れたら、水でよくすすいでください。
すすいだら上述した手順と同じく、バスタオルで水気を吸い取り、陰干した後、アイロンをかけて完成です。

カビを予防する方法

ネクタイのカビは自宅で落とすこともできますが、洗濯の手間がかかりますし、カビによってネクタイの生地が傷んでしまいます。
そもそもネクタイにカビが発生しないよう、普段から予防することの方が大切です。

ネクタイは保管する前にしっかりお手入れする

ネクタイの着用後は、汚れや皮脂が付着しており、それらを餌にしてカビが繁殖してしまいます。
普段からのお手入れは当然のこと、長期保管する場合は汚れをしっかりと落としてから保管するようにしましょう。
デリケートな素材の場合はクリーニングに出して、プロに任せるのが確実です。
また汗や雨でネクタイが湿気を含んでいる場合は、しっかりと干してからしまうようにしましょう。

保管場所は湿気対策を行う

カビは湿気を好むため、ネクタイを保管する場所は湿気対策をしっかりと行いましょう。
クローゼットやタンスに除湿剤を置くなどし、たまに扉を開けて換気を行うようにしましょう。
またクローゼットやタンスは湿気がこもりやすいため、衣類などをぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、なるべく余裕を持って収納することも大切です。

まとめ

ここまでネクタイのカビの落とし方について紹介しましたが、ネクタイは他の衣類に比べて扱いがデリケートで、カビが生えてしまうと洗濯をするのが大変です。
お気に入りの柄やプレゼントとしてもらった大切なネクタイであれば、より一層、普段からのケアに気をつけましょう。

ネクタイを収納する際に、今回ご紹介した点を行うだけでも長く愛用することができます。
また、家庭洗いやケアが難しいネクタイは、宅配クリーニングの会社に任せることもできます。
コートやスーツのクリーニングと合わせて、プロに任せてみませんか。

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