柔道着の洗濯方法!黄ばみを落として清潔に仕上げるコツ
柔道着はそれほど洗う頻度は多くないと思いますが、定期的に洗濯が必要な衣類です。 でも柔道着の洗濯に慣れていない人は、洗い方が分からず困惑してしまうのではないでしょうか。
例えば、子どもが柔道を始めたばかりの人や、子どもが授業で着た柔道着を洗うことになった人は「柔道着ってどうやって洗えばいいんだろう?」と思うことでしょう。
この記事では、柔道着の洗濯の仕方や注意点、ニオイ対策について解説しています。
柔道着の洗濯の仕方
まずみなさんが柔道着の洗濯で知りたいのは「洗濯機で洗えるの?」ということではないでしょうか。
一部では洗濯機が壊れるといった噂も流れていますが、洗濯機で洗っても大丈夫なので安心してください。
ただし、柔道着を洗濯機で洗う場合はいくつか注意点があります。
洗濯に失敗して大変なことにならないよう、しっかりと確認してくださいね。
柔道着を洗濯する時の注意点
・洗濯表示をチェックする
まずは柔道着の洗濯表示をチェックしましょう。
家庭で洗える表示があれば問題ありません。
手洗いの指示があれば、洗濯機は使わず手洗いしましょう。
・放置せずにすぐ洗う
練習が終わって道着を持ち帰ったら、洗濯カゴに放置せず、なるべくすぐに洗濯をするようにしましょう。特に夏場は汗をかきやすいため、時間が経つと汗や皮脂汚れに細菌が繁殖してしまいます。
それらはニオイの原因となり、汚れも落ちにくくなってしまいます。
・裏返して入れること
柔道着の汚れは、エリまわりなど内側に付着します。
洗濯機に入れる時は、柔道着を裏返しにしましょう。
この一手間が、柔道着を清潔に保つためには大切です。
・柔道着単体で洗うこと
柔道着を他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗おうとする人がいますが、柔道着は柔道着だけで洗濯するようにしてください。
なぜなら柔道着は水を吸うとかなりの重さになり、5kgぐらいになるとされています。 脱水の時にかなりの振動が起こるため、洗濯機にも負担がかかりますし、故障の原因にもなりかねません。
他の衣類の痛みを避けるためにも単体で洗うようにしましょう。
洗濯機で柔道着を洗う方法
使用する洗剤ですが、市販のもので構いません。
洗浄力の強い弱アルカリ性の洗剤で洗いましょう。
エリなどの黄ばみが気になる場合は、事前に漂白剤と一緒につけ置きしておきましょう。
ただし使用する漂白剤の種類に注意してください。
柔道着は「酸素系漂白剤」の使用を推奨します。
塩素系漂白剤は、繊維が壊れて穴があくなど生地が傷みやすくなってしまいます。
具体的な洗濯の手順
・酸素系漂白剤に浸けておく
柔道着は大きいので、洗面所や湯船にぬるま湯をためて、そこに漂白剤を入れてつけ置きします。
そうすることで、ある程度の汚れが落ちます。
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・柔道着を裏返す
水気を絞ったら、道着を洗濯機に入れる前に裏返します。
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・ニオイケアには柔軟剤もおすすめ
柔道着のニオイが気になる場合は、香りがついた柔軟剤の使用もおすすめです。
爽やかな香りによって、道着特有のニオイの対策ができます。
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・洗濯機に柔道着を入れる
ほかの衣類は入れず、柔道着単体を洗濯機で洗います。
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・黄ばみ対策のために日陰干し
洗濯が終わったら干しますが、注意点があります。
柔道着の干し方ですが、日向ではなく日陰に干しましょう。
直射日光を浴びると、紫外線により道着の黄ばみの原因となります。
柔道着は通気性が悪く乾きにくいため、可能なら風通しの良い日陰を選んでください。 生乾きが気になる場合は、アイロンをかけるなどして工夫しましょう。
柔道着を手洗いで洗う方法
お子さんが柔道部の場合など、頻繁に道着を洗う必要がある方もいらっしゃると思います。 その場合は道着を長持ちさせるためにも、手洗いがおすすめです。
ここからは、柔道着の手洗いの仕方について詳しく見ていきましょう。
<準備するもの>
弱アルカリ性洗剤、酵素系漂白剤、重曹、ぬるま湯
手洗いの具体的な手順
・酸素系漂白剤につけ置きしておく
あらかじめ漂白剤につけ置きしておくことで、柔道着の汚れの落ちやすさに差が出ます。柔道着に使用する漂白剤は、酸素系漂白剤です。塩素系漂白剤は柔道着が劣化して破れやすくなってしまうため、使用しないよう注意してください。
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・ぬるま湯につけておく
つけ置きする水の温度は、水よりもぬるま湯のほうが汚れ落ちも良くなります。
このあと手洗いすることを考えると、バケツよりも洗面所や湯船などの広い場所にしましょう。
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・黄ばみ対策には重曹も効果的
汚れがひどい場合は、重曹の使用も効果的です。使用する割合は、漂白剤と重曹を大さじ1:1で入れます。
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・優しく手洗いする
使用する洗剤は洗浄力の強い、アルカリ性の洗剤を使用します。
傷みを防ぐために、優しくもみ洗いしてください。
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・道着専用洗剤がおすすめ
道着は汗だけではなく、皮膚が擦れることによる皮脂汚れもあります。
激しい格闘技の場合は、血液の汚れもあります。さらになかなか洗濯できないため、カビが生えてくることもあります。
そういったガンコな汚れを落としたい場合は、道着専用洗剤を使用するほうが賢明です。
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・ニオイ対策には香りつき柔軟剤
洗剤だけでは、洗ったあとどうしても道着特有のニオイが漂います。
香りつき柔軟剤を使用することで、道着のニオイが緩和されます。
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・脱水は洗濯機で
手洗いが終わったら、軽く手で水気を切ります。
その後は乾燥の時間を短縮するため、洗濯機の脱水機能で水分を飛ばします。
乾燥機を使用すると、道着が縮む可能性もあるため避けたほうが良いでしょう。
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・柔道着の干し方
太陽の紫外線は黄ばみの原因となるため、日陰に干しましょう。
道着は乾きにくいため、できるだけ風通しの良い場所に干してください。
普段のケアで柔道着を長持ちさせる
普段練習で使用していると頻繁には洗うことができないですし、何度も洗いすぎると道着が傷みやすくなります。 さらに汗で湿ったままの道着は、ニオイや黄ばみ、カビ発生の原因となります。
それらを避けるためには、日頃からちょっとした工夫をすることで対策ができます。
道着は乾かす
洗濯ができない時は、ハンガーにかけて乾かすようにしましょう。 湿気を追い出し、カビを防ぐことができます。
消臭スプレーでニオイケア
ハンガーで干したら、消臭スプレーをかけるのがオススメです。 ニオイ対策にもなりますし、除菌効果もあるため2つのメリットがあります。
まとめ
柔道着の洗濯方法と、ニオイや黄ばみ対策について解説しました。
柔道着は頻繁に洗うことができないので、何着か用意しローテーションするのがおすすめです。 また、すぐに洗えない場合は、汗の湿気を飛ばすためにハンガーにかけておいたり、消臭スプレーを使用したり、ケアをすることをお忘れなく。
洗う時は、洗濯機洗いが可能な道着は洗濯機を使用しても構いませんが、道着を長持ちさせるうえでも手洗いがオススメです。
場合によってはクリーニングに頼むことも選択肢として考え、無理のない範囲で道着をきれいに保ちましょう。