羽毛布団を洗濯する方法は?自宅できれいに洗うポイントを紹介
人は一晩眠っただけでコップ1杯(約200cc)の汗をかくと言われています。
そのため、洗濯が難しい羽毛布団の衛生面が気になるでしょう。
羽毛布団にもよりますが、洗い方に注意しながら自宅で洗濯することが可能です。
今回は、羽毛布団を自宅で洗う方法や注意点、失敗しやすいポイントなどについて、詳しく紹介します。
- ~ 目次 ~
- 羽毛布団の洗濯は自宅でできるの?
- 羽毛布団を洗濯機で洗う方法と注意点
- 大きな羽毛布団の洗濯方法は浴槽が便利!
- 羽毛布団の洗濯はコインランドリーもOK?
- 羽毛布団を洗濯して干す!ふんわり仕上げるコツ
- 羽毛布団の洗濯は失敗しやすい
- まとめ|羽毛布団は1年に1回洗濯してキレイにしよう
羽毛布団の洗濯は自宅でできるの?
羽毛布団を洗濯する前に、まず「洗濯表示のマーク」を確認しましょう。
最近は自宅の洗濯機で丸洗いできる羽毛布団が増えていますが、商品によって洗い方に工夫が必要なケースがあります。
洗濯表示で、次のようなマークがあると自宅で洗えます。
洗濯表示は2016年12月1日に新しくなったため、購入時期によってマークが異なります。
水洗い不可の羽毛布団を洗ってしまうと、中綿が偏ったり固まったりと、使用できない状況になるので気をつけてください。
洗濯表示のマークだけではなく、タグの裏に記載されている注意点もしっかり確認しましょう。
自宅で洗う場合、洗濯機の使用を検討する場合もあると思います。
洗濯機には、衣類に合わせたコースが用意されています。
洗濯機のコースに「布団コース」があるなら選択し、もしなければ「毛布コース」や「大物洗いコース」、「一番高い水量」で洗うようにしてください。
洗濯機の容量によって洗える羽毛布団のサイズが異なります。
目安として、5キロの洗濯機ならシングル、7キロ以上ならセミダブル、9キロ以上ならダブルの羽毛布団が洗えます。
羽毛布団を洗濯機で洗う方法と注意点
自宅の洗濯機で羽毛布団が洗えると確認できたら、次の準備と確認をしましょう。
・天気が良く湿度が低い日に洗濯する
・生地表面の汚れやホコリを取り除く
・干す場所を確保する
・おしゃれ着用洗剤と洗濯ネットを用意
天気の悪い日に羽毛布団を洗濯すると、乾きが遅くなりニオイが発生する原因に。 できるだけ数日間、快晴が続く日に洗濯してください。
羽毛布団を洗う洗剤は、中性洗剤のおしゃれ着用がおすすめです。 普通の洗濯洗剤は弱アルカリ性が主流。羽毛へダメージを与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。
羽毛布団を洗濯機で洗う方法
洗濯機で洗う場合は、次の手順を参考にしてください。
1. 汚れが目立つ部分を外側にして、洗濯槽に入る長さに畳む
2. 畳んだ端からロール状に丸める
3. 洗濯ネットに羽毛布団を入れる
4. 洗濯機に羽毛布団を入れ、おしゃれ着用洗剤と柔軟剤を投入
5. 洗濯槽に水が溜まったら一度停止→羽毛布団を両手で押す
6. 洗濯スタート→脱水する
洗濯槽に水が溜まってくると、羽毛布団が上に浮いてきます。 両手で何度か押してあげると中の羽毛まで水が染み込み、浮き上がらずに洗濯できます。
大きな羽毛布団の洗濯方法は浴槽が便利!
洗濯機の容量が小さくて洗えないときは、浴槽を使うのがおすすめです。
羽毛布団を浴槽で洗う方法
1. 浴槽の半分までお湯を入れ、おしゃれ着用洗剤を混ぜる
2. 羽毛布団を浴槽に入れて両足で踏み込む
3. 優しい力で何度か足踏みしたら浴槽の水を抜く
4. このステップを約3回繰り返す(※2回目からは洗剤を使わない)
浴槽で羽毛布団を洗うと脱水が難しいため、軽く水気を切ったら浴槽のフチにかけて置きましょう。 水が自然と落ちなくなったら脱水機を使い、あとは干します。
羽毛布団の洗濯はコインランドリーもOK?
自宅で羽毛布団を洗濯できないときは、コインランドリーが便利です。
羽毛布団が洗える大容量の洗濯機を完備したコインランドリーが増えているので、ダブルサイズも手軽に洗濯できます。
ただ、洗濯槽にギュウギュウに押し込まないと洗えない洗濯機を選ぶと、羽毛が偏る可能性があるので注意しましょう。 目安は、洗濯槽が羽毛布団で約9割になるのが理想的です。
コインランドリーは乾燥機も完備しているケースが多いので、羽毛布団を短時間で乾かせます。
洗濯表示で乾燥機が使用できるかを確認してから利用するようにしましょう。
羽毛布団を洗濯して干す!ふんわり仕上げるコツ
羽毛布団の洗濯が終わったら、天日干しをしましょう。
直射日光の当たる場所で羽毛布団を干すと、羽毛がダメージを受ける可能性があります。
干すときは、風通しのいい陰干しがおすすめです。
また、羽毛布団を干す前に、中の羽毛が全体的に散らばるように形を整えてあげましょう。 干す前にひと手間加えることで、乾いたときにふんわりとした羽毛布団が仕上がります。 できるだけスピーディーに乾かすことで菌の増殖を抑えられ、生乾きのニオイを防ぐことができます。
羽毛布団の干し方のポイントは、「物干し竿2本に引っ掛けて空気を通りやすくする」のが基本です。 外で干せない場合や1日で乾かないときは、布団乾燥機を使って乾かしましょう。
羽毛布団の洗濯は失敗しやすい
羽毛布団の洗濯は自宅で簡単にできますが、「乾いたらぺちゃんこになってしまった」「汚れやニオイが思ったより取れない」といった失敗をしやすい傾向があります。
羽毛布団は中の羽毛がヘタってしまうと、ふんわり感がなくなってしまうので、洗濯方法や干し方には注意が必要です。
また、容量の小さい家庭用洗濯機で羽毛布団を洗っても、汚れがしっかり落ちない可能性があります。
目立つ汚れは予洗いで落とすなど工夫し、どうしてもニオイなどが目立つときはクリーニングへ依頼した方が早いでしょう。
まとめ|羽毛布団は1年に1回洗濯してキレイにしよう
羽毛布団を自宅で洗濯するポイントは、「洗濯表示を確認する」「洗濯機を使う場合は約9割埋まる程度を目安にする」「洗濯機が使えない場合は浴槽で洗うかコインランドリーを利用する」「汚れは予洗いして落とす」です。 家庭用洗濯機で羽毛布団を洗うと、中の羽毛が偏ったり固まったりと失敗しやすいため、干すまで手を加える必要があります。
汚れやニオイをしっかり落としたい人や失敗せずに羽毛布団を洗いたい人は、1年に1回のペースでクリーニングへ依頼してみてはいかがでしょうか。
適切な洗い方で対応してくれるので、満足した仕上がりで戻ってきますよ。