洗濯機の水量に対して洗濯物の量が適切でないと汚れが落ちない!?
みなさんは普段、洗濯機にどれくらいの量の洗濯物を入れていますか?もしかしたら「蓋が閉まればOKよ!」なんて方もいるかもしれませんね。
でもそれ、実は詰め込みすぎかもしれませんよ。さらに言うと洗濯物を詰め込みすぎることは、汚れの原因となっているかも……。
どういうことなのでしょうか? 詳しくみていきましょう。
- ~ 目次 ~
- ドラム式洗濯機と縦型洗濯機、使用する水の量が少ないのは?
- └ ドラム式洗濯機の特徴
- └ 縦型洗濯機の特徴
- 洗濯機の水量の設定は手動・自動のどちらで設定すべき?
- 洗濯物の重さと水量の目安は?
- 洗濯機の水量を手動で設定する場合の注意点
- まとめ
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機、使用する水の量が少ないのは?
洗濯物を詰め込んでしまうことの最大のデメリットは、「洗濯機が能力を発揮できない」ことです。
洗濯機の能力とはもちろん衣類の汚れを落とす力のことを指しますが、汚れの落とし方は洗濯機のタイプによって変わってきます。
ドラム式洗濯機の特徴
ドラム式はその名の通りドラムを回転させることによって、上から下に衣類を叩き落とすことで汚れを落としています。
そのため水量は最低限で足りるので、一般的には節水が期待できます。
縦型洗濯機の特徴
縦型は溜めた水をぐるぐる回すことによって、水流による洗濯物同士の摩擦で汚れを落としています。
水はドラム式よりも多く使いますが、その分高い洗浄力が期待できます。
いずれの洗濯機の場合でも、洗濯物の詰め込みすぎは汚れ落ちの効果を弱めます。 ドラム式は叩き落とす威力が小さくなりますし、縦型は水が上手く回らず摩擦を起こせなくなってしまうのですね。
そのため洗濯物の詰め込みすぎは、汚れの原因になるといえます。洗濯機の水量の設定は手動・自動のどちらで設定すべき?
ところで皆さんは、手動と自動のどちらで洗濯の水量を決めていますか?
自動の方は驚かれるかもしれませんが、意外と手動の方もいるんですよね。
●手動→自分の判断で水量を決めるので、失敗がない・節水は期待できない
●自動→洗濯物の重さで機械が判断するため、その水量が必ずしも正しいとは限らない・ 比較的、節水になる
それぞれメリット・デメリットがありますが、汚れ落ちを重視するのであれば手動がおすすめですよ。
なぜなら自動だと必要最低限の水量となるため、常に少なめのことが多いからです。 それに、仮に洗濯物を詰め込みすぎていて規定量をオーバーしていても、「多すぎですよ」と機械が教えてくれるわけではありません。
よって手動にすることで、洗濯量と水量を自分で確かめながらのお洗濯となるため、詰め込みすぎの防止にもつながります。
洗濯物の重さと水量の目安は?
では、正しい洗濯物の量とは何なのでしょうか。 一般的には洗濯槽の8分目が目安だと言われています。これは、洗濯物を投入しても洗濯槽の側面が見えるくらいの量になります。
特に縦型洗濯機の場合は、水の量に対して10分の1が目安になりますよ。もし水量が30リットルならば、洗濯物は3キロになりますね。
もし目分量に自信がなければ、洗濯物を持って体重計に乗ると確実ですよ。 自分の体重プラス〇キロかで洗濯物の重さが分かりますので、それで水量を手動設定すればよいですね。
なお、人間1人が一日で着る衣類の量が約1.5キロだといわれていますので、3人家族なら4.5キロ→水量45リットルの洗濯1回で間に合う計算になります。
洗濯機の水量を手動で設定する場合の注意点
ここまでの説明を読んで、「水量を量るのが面倒くさいから、どんな洗濯量でも最大の水量にするわ」という方がいらっしゃるかもしれません。
ただし、それも注意が必要です。
というのも、これは特に縦型洗濯機の話なのですが、洗濯量に対して水量が多すぎると、洗濯物同士の摩擦が起きず、かえって汚れが落ちなくなるといわれているのです。
節水にもならないですし、面倒くさいかもしれませんが水量はきちんと確認することを改めておすすめしますね。
まとめ
いかがでしたか? 洗濯槽に対する洗濯物の量、洗濯物の量に対する水量、どちらも適正量が大切だということがわかりましたね。
多すぎても少なすぎても汚れは落ちませんので、お洗濯では何事も「ぴったり」を心がけてみてくださいね!