ダッドスニーカーとはどんなもの?お手入れのポイントは?
Balenciaga(バレンシアガ)のTriple S(トリプルエス)の登場をキッカケに、2018年頃から一気に人気を博した「ダッドスニーカー」。
そのデザインの奇抜さと、種類の豊富さで若者を中心に芸能人や各界著名人にも支持されています。
ブーム後もなお、その人気は衰えることがありません。
そして、少しずつモデルチェンジを繰り返しながら成長を続けています。
今回はそんな「ダッドスニーカー」にスポットを当て、その魅力と今注目すべきアイテムに迫っていきます。
ダッドスニーカーって何?
ダッドスニーカーの「ダッド」とは英語の「Dad」が元々の語源です。
そこから、ダッドスニーカーは「おじさんが履いているような靴」という意味で、スニーカー用語として定着しました。
具体的には、底が厚くてボテッとしたシルエットに、ノスタルジックなアッパーデザインが組み合わさったスニーカーです。
その絶妙な「ダサさ」と独特なフォルムが特徴で、人気を集めています。
ダッドスニーカーにはどんな種類がある?
昨今では、NikeやAdidasなどの大手スポーツブランドも、レトロな新作をダッドスニーカーで発表しています。
原宿や青山界隈でも、高感度なダッドスニーカーで足元を飾った着用者が急増しています。
この潮流を決定的なものとしたのが「BalenciagaのTriple S」です。
これをキッカケに、こぞってコレクションブランドがダッドシューズを提案しています。
- Nike(ナイキ)
- Adidas(アディダス)
- PUMA(プーマ)
- FILA(フィラ)
などのスポーツブランドから、
- GUCCI(グッチ)
- Louis Vuitton(ルイヴィトン)
- CHANEL(シャネル)
といったスーパーブランドまで、スニーカーを展開するほとんどの店でダッドスニーカーを手に入れられます。
また例えば、NEW BALANCE(ニューバランス)のM991モデルなどは、スティーブ・ジョブズが愛用したモデルとして知られています。
その中でも、おススメのダットスニーカーをいくつかモデル別に紹介します。
・「Balenciaga Triple S (バレンシアガ トリプルエス)」
引用:
balenciaga公式サイト
ダッドスニーカーの王様であり、ブームの火付け役として君臨するバレンシアガのトリプルエス。
ユーズド加工が全体に施され、異素材で構成される特徴的なアッパーと、ボリューミーなソールが唯一無二の存在感を放っています。
・「Nike M2K TEKNO(ナイキエムツーケーテクノ)」
引用:
Nike公式サイト
2018年にレディースのみのリリースで注目を集め、のちにメンズでもリリースされた王道スポーツブランドの大本命ダッドシューズです。
2002年に発売された、Air Monarchをベースに作られ、価格も1万円程度と手が出しやすいのが特徴です。
・「GUCCI RHYTON(グッチ ライトン)」
引用:
GUCCI公式サイト
2018年の発売開始以来、定番のモデルとして安定した人気を集めています。
ハイブランドにのみ許された高級感と特別な重厚感に、厚みのあるソールヴィンテージ加工が施された一品です。
スニーカーの正しいお手入れ方法
ここまでは、ダットスニーカーについて紹介してきました。
スニーカーは、もはや日常には欠かせない定番のもので、誰もが1足は持っているはずです。
しかし、そのケアの仕方は曖昧な方が多いのではないでしょうか。
ここでは、長く快適にお気に入りのスニーカーを愛用するためのお手入れ方法を紹介します。
簡単なケアの方法
日常のケアとしては、大体3~4ヶ月に1度はスニーカーを洗ってあげると良い状態を保つことができます。
また、1日履いたスニーカーは、2~3日休ませてあげるとより長持ちします。
スニーカーを脱いだ後は、シューキーパーを使うのがベターです。
靴の型崩れの防止はもちろん、除湿や脱臭、履きジワを防ぐ効果もあります。
そして、防水スプレーもときどき使いましょう。
防水スプレーは撥水や防水の効果だけでなく、汚れの付着も予防できます。
ここからは、素材別でお手入れ方法を見ていきます。
素材でお手入れ方法も異なりますので、ご自身のスニーカーの素材を確認してから行いましょう。
では次に、代表的な3つの素材を取り上げます。
キャンバススニーカーのお手入れ
キャンバススニーカーは素材の特性上、水でガシガシ洗うことができます。
洗濯桶や洗面台にお湯をはって、洗剤を溶かし、洗濯ブラシでこすり洗いをします。
あまり力を入れすぎると、キャンバス地が痛むため注意してください。
ソールのゴムの部分は、スポンジを使うと簡単に汚れを落とすことができます。
洗い終えたら、すすぎをしましょう。
泡が出なくなるまでしっかりとすすぎ、退色や変色の原因になるすすぎ残りのないようにします。
すすぎ終えたら、脱水します。
タオルでスニーカーを包み、洗濯ネットに入れて脱水すると安心です。
脱水を省いて直接干すこともできますが、生乾きの臭いや水シミを避けられます。
そして最後に、風通しの良い日陰でスニーカーを乾したら完了です。
スウェードスニーカーのお手入れ
キャンバス素材と異なり、革素材であるスウェードは水濡れ厳禁のため、水洗いはできません。
スウェード用のブラシを使って、毛足を逆立てるようにしてホコリを払います。
そして次に、毛足にそってブラシをかけていき、毛並みを整えたら終了です。
表面に汚れがある場合には、クリーナーを使い軽くこすって汚れを落とすと良いです。
レザースニーカーのお手入れ
レザースニーカーも、スウェードと同じく水濡れ厳禁の素材です。
革靴と同じお手入れを行いましょう。
主に、ステインリムーバーとクリームを使ってお手入れをしていきます。
まず、ブラシを使って表面のチリやホコリなどの汚れを落とします。
次に、布などにステインリムーバーを染み込ませ、優しく撫でるように全体を拭き上げて汚れを落とします。
そして、クリームを布でスニーカーに均一に塗り込み、革に潤いを与えます。
最後に、きれいな布で磨き上げたら終了です。
今回は、ダッドスニーカーについてと、スニーカーの洗濯方法について解説しました。
バラエティが豊かなボリュームスニーカーが注目される今。
ダッドスニーカーを攻略して、ぜひ流行を楽しんでみてはいかがでしょうか。