洗濯のりの使い方&おすすめの洗濯のりを紹介
「洗濯のりを使うのは何となく面倒…」「正直、使い方がよく分からない」と感じていませんか。
でも、このような理由で洗濯のりを避けてしまうのは正直もったいない!洗濯のりを上手に使えば、いつもの服もワンランク上の仕上がりになります。ぜひ、毎日の洗濯に取り入れてみてください。
- ~ 目次 ~
- 洗濯のりを使うメリットとは?
- おすすめの洗濯のりを紹介
- └強いハリ&肌にやさしい「天然のり」
- └汚れが付きにくい&のりを落としやすい「半合成のり」
- └衣類を選ばずアイロン時にも使用できる「合成のり」
- 洗濯のりの使い方(基本編)
- └洗濯機でのり付けをする場合
- └手洗いでのり付けをする場合
- └スプレータイプの洗濯のりを使う場合
- 洗濯のりの活用方法!洗濯のりと柔軟剤の合わせ技とは?
- 洗濯のりを使った時に注意すること
- └乾燥機は使わない
- └アイロン時はあて布が◎。アイロンにのりがついたら放置しないこと
洗濯のりを使うメリットとは?
洗濯のりは、衣類の型くずれを防止するのに役立ちます。とくに仕事で着るシャツなどはのり付けをすることでパリッとし、きちんとした印象を与えることができます。
型くずれ防止以外には、コーティングの効果も。多少の汚れなら弾いてくれるので、食べこぼしなどをしても、すぐに拭けば繊維まで浸透せずに済みます。また、襟もとや袖口の汚れにも効果的。
洗濯のりのコーティング効果によって、繊維の奥まで汚れが入り込まないため、洗濯時に洗濯のりと一緒に汚れもオフすることができます。
おすすめの洗濯のりを紹介
・強いハリ&肌にやさしい「天然のり」
とにかくハリを出したいなら「天然のり」がベスト。シャキッとした仕上がりになるので、シャツなどに使用するのがおすすめです。
「天然」という名前のとおり、成分はコーンスターチやタピオカのでんぷんです。化学成分が使われていないので、皮膚への刺激が少なく肌にやさしいのが魅力。液体(ジェル)タイプのほか、水で溶いて使う粉末タイプもあります。
デメリットは時間が経つと変質してしまうこと。長期間の保存には不向きです。
また、天然のりでのり付けをした衣類は「虫がつきやすい」「カビが生えやすい」という点にも注意が必要です。
おすすめの天然のり
「大力のり」
昔ながらの代表的な天然の洗濯のり。衣類以外に、障子張りや手芸・工作にも利用可能。ホルマリン不使用です。
・汚れが付きにくい&のりを落としやすい「半合成のり」
加工でんぷんを化学処理したものが半合成のりです。のり付け後は汚れにくくなるので、汚れること分かっている衣類に使うのがおすすめです。また、のりを落としやすいのも利点です。液体・粉末タイプのほか、缶のスプレータイプもあるので、部分汚れのガードにも使えます。
デメリットは、のり付けした衣類の色柄も落ちやすくなってしまう点。色柄物のアイテムはムラになってしまう可能性があるので使うのは避け、無地の衣類に使いましょう。
おすすめの半合成のり
「ジョンソン カンターチ」
缶スプレータイプの洗濯のり。ミスト状に吹き付けられ、液だれしにくい点が好評です。ただし、2015年で製造中止になっているので(※)、在庫限りの販売となっています。
(※)SCジョンソン「よくあるご質問」より
・衣類を選ばずアイロン時にも使用できる「合成のり」
色柄物をはじめウール製品など、さまざまな衣類に幅広く使えるのが「合成のり」。洗濯のりの主流となっていて、洗濯機でのり付けする時に使えます。パリッと仕上げるというよりも、衣類のシワを防ぐために使うのに向いています。
液体タイプは洗濯時に洗濯機に投入して使えますし、スプレータイプで成分に「耐熱ポリマー」が含まれているものは、アイロン時に使うことができます。
おすすめの合成のり
「花王 キーピング」
洗濯のりのロングセラー商品と言えば「キーピング」。洗濯機で使える液体(乳液)タイプと、アイロンがけで使うスプレータイプがあります。
やさしい香り付きなので、洗濯のり独特の香りが苦手な人におすすめです。
洗濯のりの使い方(基本編)
洗濯のりは洗濯後に使うものです。まずは普通にクリーニングをしておきましょう。
洗濯機でのり付けをする場合
1、「洗い」と「脱水」のコースを選択する。
※「すすぎ」はNGです。
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2、衣類がひたる程度の水を入れ、適量の洗濯のりを投入する。
※柔軟剤の投入口には入れないこと。
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3、衣類を入れて、3分程度「洗い」を行う。
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4、軽く脱水をする。
注意)ドラム式洗濯機の場合は、取扱い説明書を確認した上で、記載された方法に沿ってのり付けをしましょう。
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5、9割程度乾いたら、アイロンがけをして仕上げる。
手洗いでのり付けをする場合
手洗いで洗濯のりをつける場合も、工程はほぼ同じ。衣類がひたる程度の水を用意し、適量の洗濯のりを溶かしてから衣類を入れ、揉み洗いをします。
その後は洗濯機で軽く脱水をし、9割程度乾いてから、アイロンがけで仕上げます。
スプレータイプの洗濯のりを使う場合
スプレータイプの洗濯のりは、衣類を洗濯のりを溶かした水に漬ける手間がなく、必要な部分だけのり付けできるので、手軽で便利です。
使い方は、衣類が半乾きの状態で、襟やそでなど張りを持たせたい部分にのみスプレーを吹きかけて、アイロンがけをします。
のりの付き方がムラにならないように、20cm以上離して吹きかけるようにしましょう。
洗濯のりの活用方法!洗濯のりと柔軟剤の合わせ技とは?
洗濯のりは柔軟剤と併用することができます。柔軟剤との比率を変えることで、パリッとさせるだけでなく、すこし柔らかさをプラスすることも可能に。おすすめの割合を紹介します。
・洗濯のり1:柔軟剤1
しなやかで張りのある仕上がりに。カットソーなどにおすすめ。
・洗濯のり1.5:柔軟剤1
柔らかさを保ちつつ、襟・そでに張りを持たせたい時に。ポロシャツや襟のある服におすすめ。
・洗濯のり2:柔軟剤1
パリッとした仕上がりに。ワイシャツ、制服のシャツなど、ピシッとした印象に仕上げたい服におすすめ。
洗濯のりを使った時に注意すること
乾燥機は使わない
のり付けをした衣類を乾燥機で乾燥させようとすると、機械内部にのりが吸い込まれて目詰まりを起こす可能性が。乾燥機の故障につながってしまうので、乾燥機は使わずに自然乾燥とアイロンがけで仕上げましょう。
アイロン時はあて布が◎。アイロンにのりがついたら放置しないこと
アイロンを衣類に直に当てると、どうしてものりがアイロンに付着してしまいます。そのままにしておくと、次にアイロンを使う時にのりが焦げ付き、衣類を汚してしまう恐れがあるので要注意です。
のりがついてしまった場合は、アイロンの温度が下がってからのりをキレイにふき取っておきましょう。
ただし、いちいちアイロンをキレイにするのは大変。あて布をして、アイロンの汚れを防ぐのがおすすめです。