袴を小学生が着る時に気を付けることは?卒業式で失敗しないポイントを確認

袴を小学生が着る時に気を付けることは?卒業式で失敗しないポイントを確認

卒業式の定番スタイルである「袴」は女子であれば一度は着てみたい憧れのスタイル。
最近では卒業式に袴を着る小学生も増えて着ています。

しかし袴を着たことがある小学生は少なく、着なれないため意外と大変です。
式中に着崩れてしまったり、裾を引きずってしまったりすることも…。
せっかくの晴れ舞台で袴を着るのですから、失敗したくないですよね。
ここでは袴を小学生が着る際に気を付けておきたいポイントをまとめてみましょう。

~ 目次 ~
1. 小学生の女子向けの袴は増えている!
2. 卒業式のシーン別の着崩れ防止対策を徹底解説
3. 小学校の卒業式で袴を着る際の注意点とは?
4. まとめ

小学生の女子向けの袴は増えている!

小学生の卒業式でも人気となりつつある袴スタイル。
女子小学生向けの小さいサイズ展開をしているレンタルショップも増えています。
デザインもフリルがついていたり、可愛らしい刺繍が施してあったりするものも。
草履やブーツ、袴、着物、小物がフルセットになっていれば用意するものもありません。
卒業式スタイルの中でも、袴はチャレンジしやすくなっていると言えるでしょう。

卒業式のシーン別の着崩れ防止対策を徹底解説

卒業式で袴を着る際に一番気になるのは「着崩れ」でしょう。
せっかく綺麗に着付けしてもらったのに、式の最中に着崩れてしまったら台無しです。
小学生が自分で直すというのはなかなか難しく、着崩れないようにすることが大切。
ここでは式のシーン別に、着崩れに気を付ける方法をまとめてみましょう。

上靴に履き替える時

多くの小学校では体育館で卒業式を開催します。
そのため草履やブーツなどの外履きから上履きに履き替えることになります。
この時普段通りに履き替えてしまうと、着物の袖が床についてしまうでしょう。
着物の両袖を片手で持ちながら、体を斜めにして腰を落とします。
もしくは袖を袴と帯の間に挟み込んで履き替えると、汚れません。

階段の上り下りをする時

袴は裾が長いため、階段の上り下りで、裾を踏んで着崩れてしまうことがあります。
また、裾を踏んで転倒してしまう事故も増えています。

階段を上る時は、袴の両脇から手を入れて前の裾を持ち、浮かせるようにしましょう。
階段を下る時は、袴の両サイトにあるスリットから手を差し込みます。
ふんわりと裾を持ち上げて降りるようにしましょう。
階段では上りよりも下りをより注意する必要があります。

トイレに行く時

最も着崩れやすいのが「トイレ」でしょう。
小学校のトイレは洋式ではなく和式の場合もあります。
洋式トイレがあれば着崩れしにくいのでおすすめです。
和式トイレしかない場合には十分に注意してトイレしなければなりません。

和式トイレでの手順は以下の通りです。

1、着物の袖を帯と袴の間に挟み込む

2、袴と着物の裾を外側から1枚ずつ持ち上げ、肌着で全体を包み込んで両端を結ぶ

3、袴をスカートのようにたくし上げる

4、トイレが終わったら内側から1枚ずつ戻し、挟んでいた袖を抜く

5、鏡で全身をチェックして乱れがないか確認する

6、手を洗う際には袖口が濡れないようにする

椅子に座る時

椅子に腰かける時は、袴の両脇から手を後ろに入れて持ち上げながらゆっくり座ります。
腰を下ろしたら、着物の袖を引きずらないように重ねて畳み、膝の上に置きましょう。

椅子に座っている時に注意したいのが「背もたれ」です。
背もたれに寄り掛かると帯がつぶれて着崩れの原因になります。
椅子に座っている時は背もたれに寄り掛からず浅く腰かけるようにしましょう。
背筋を伸ばして座ると美しく見えますよ。

小学校の卒業式で袴を着る際の注意点とは?

小学校の卒業式で袴を着る際には色々と気を付ける点があります。
しっかりと対策しておくことで、素敵な思い出になるでしょう。
ここでは小学校の卒業式で袴を着る際の注意点をまとめてみましょう。

防寒対策をしっかりしよう

小学校の卒業式は3月に行われます。
そのため日によっては非常に寒く、体育館は特に冷えやすいです。
防寒対策はしっかりと行うようにしましょう。

特に草履を履く場合、床の冷たさが足にダイレクトに伝わります。
足裏用のホッカイロを貼るなどの対策がおすすめです。
また袴の下にヒートテックなど暖かい下着や肌着を着ておくのもよいでしょう。

事前に一度着て袴に慣れておこう

小学生で袴を着たことがあるという子は少ないです。
卒業式当日に初めて着る!となると不安もあるでしょう。
そこで卒業式よりも前に1度着てみて袴に慣れておくのがおすすめです。

裾の長さに注意しよう

袴や振袖の裾が長すぎると引きずる場合があり、転倒してしまうこともあります。
裾の長さはしっかりと確認して、身長にあったものを選ぶ必要があるでしょう。

ブーツを着用する場合は脱ぎやすいものをチョイスしよう

ブーツは防寒、防水に優れていて歩きやすいので、小学生の袴スタイルでも人気です。
しかし脱ぎ履きがしにくいのがデメリット。
そこでサイドにジッパーが付いているブーツなど脱ぎ履きしやすいものを選びましょう。

また、靴紐が途中でほどけてしまうと転倒の恐れがあります。
靴紐を踏んで転倒しないように、ほどけないようにしっかりと結んでおきましょう。

着付けにかかる時間を確認しておこう

卒業式で袴を着る場合、美容院で着付けとヘアセットをしてもらうケースが多いです。
卒業式の時間に間に合うように着付けの時間を予約するようにしましょう。
着なれない袴では歩くのに思った以上に時間がかかる場合があります。
移動時間は余裕をもって考えておくのが確実です。

着付け前にお手洗いと朝食は済ませておく

卒業式は9時頃からスタートする場合が多いので、着付けは早朝からになります。
そのため朝はバタバタしがちでご飯を食べる時間がなかった…というケースも。
しかし朝食とトイレは着付け前に必ず済ませておきましょう。

記念写真は早めに撮影しておこう

袴姿は着付けをして時間が経過すればどんどん着崩れてしまいます。
またヘアセットも乱れやすくなるでしょう。
着付けが終わったら式が始まる前に撮影しておくのがおすすめです。

自分で用意した袴を着る場合は着用後にクリーニングを利用しよう

卒業式で袴を着る場合、小学生ではレンタルされるケースが多いです。
中には着物を持っているので袴だけレンタルする人や、一式買うご家庭もいるでしょう。

自分で用意した袴を着る場合は、着用後にきちんとクリーニングに出してください。
せっかくの大切な着物ですので、着物専門のクリーニングがおすすめです。
着物専門のクリーニング業者であれば、着物に最適なクリーニングを行ってくれますよ。

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まとめ

小学生女子が卒業式で袴を着る場合、着崩れには十分注意したいです。
袴を着る際の注意点をしっかりとまとめておくことで快適に着ることができるでしょう。

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