ユニクロのダウンを洗濯する方法!洗濯機と手洗いで徹底比較
こんにちは。宅クリ編集部のなみです。
冬場に欠かせないアウター、中でも寒い時期にはダウンは外せないアイテムですよね。
特にユニクロのウルトラライトダウンジャケットは、軽くてコンパクトになるのでわが家でも重宝しています。お値段がお手頃なのも嬉しい!みなさんも一家に一着はあるのではないでしょうか?
でも、いつも悩むのがダウンの洗濯。クリーニング店に出すと結構高くついてしまいます。クリーニングの白洋舎に出す場合で調べてみるとドライクリーニングで2,970円※税込(2022年4月現在)でした。
ユニクロのダウンは1万円以下で購入しているので、クリーニングに2000円はもったいない…というのが正直なところ。だってクリーニングに3~4回出せばユニクロのダウンを買えるくらいの金額になってしまいますからね。
そこで今回はユニクロのライトダウンジャケットを家で洗ってみることにしました!こういうデリケートなアイテムは手洗いが基本だとは思いますが、洗濯機を使った洗いにもチャレンジします。ユニクロのダウン2着を使って、手洗いと洗濯機洗いを徹底比較しちゃいますよ~!
少しでも家事をラクにしたいという同志のみなさん(笑)ぜひご覧くださいね。
ユニクロのライトダウンジャケットを長く愛用するための保管方法も紹介しています。ぜひチェックを!
- ~ 目次 ~
- 1. ユニクロライトダウンジャケットを洗濯する方法!
- └ ユニクロのダウンを洗濯機で洗う方法
- └ ユニクロのダウンを手洗いする方法
- 2. ダウンのお手入れポイント
- 3. ダウンの保管ポイント
- └ ①ハンガーにかけて保管する
- └ ②不織布カバーでほこりから守る
- └ ③湿度が低く、光の当たらない場所で保管
- └ ④防虫剤を使う
- └ ⑤夏に陰干しをする
- 4. ユニクロのダウンを手洗いと洗濯機で実際に洗ってみました
- └ ユニクロダウンの手洗いにチャレンジ!
- └ ユニクロダウンの洗濯機洗いにチャレンジ!
- └ ユニクロのダウンは乾燥機でボリュームアップできる!?
- └ ユニクロダウンの手洗いと洗濯機洗いを終えて
- 5. 失敗を防ぐ!ダウンを家で洗濯する前に気を付けたいこと
- └ 洗濯表示を確認しよう
- └ ダウンに使われている羽毛と特徴
- └ 高級なダウンも家で洗える?
- 6. ダウンアイテムをクリーニングに出すメリットは?
- └ プロがしっかり仕上げてくれる安心感
1. ユニクロライトダウンジャケットを洗濯する方法!
家で簡単にできるユニクロのダウンの洗濯方法を「手洗い」と「洗濯機洗い」の2パターン紹介します。
実際に洗い比べたレポートもあるので、参考にしてもらえたら嬉しいです!
【洗濯に必要なもの】
・中性洗剤
羽毛はアルカリ性に弱く、羽の脂質が溶けてしまうので、必ず中性洗剤を使います。ダウン専用洗剤か、おしゃれ着洗い専用の洗剤、花王の「エマール」やライオンの「アクロン」を使いましょう。
・柔軟剤
ふんわり柔らかく仕上げるのに効果的。すすぎのタイミングで使います。洗濯じわの軽減や静電気防止にも効果があります。
ユニクロのダウンを洗濯機で洗う方法
とにかく簡単で手軽! クリーニングに出すより断然お得なのでおすすめです。
1. ダウンを濡らす
洗剤のなじみを良くするために、最初にダウン全体を濡らします。全体が濡れたら軽く脱水を。
2. 汚れた部分に中性洗剤をなじませる
襟・袖など、汚れた部分に中性洗剤を垂らして指でなじませます。
汚れが目立つ部分があれば、スポンジでやさしくこすりながら洗い落とします。
※色が濃いアイテムの場合は、色落ちしないかもチェックしましょう。洗剤をダウン(目立たない場所)に直接つけ、白い布やタオルでその部分を拭き取り、色が移っていなければOKです。
3. 洗濯機で洗う
軽く脱水し、チャック・ボタンを閉めて、洗濯機に入れます!
ダメージが気になる場合は、少し大きめの洗濯ネットに入れましょう(汚れた部分が外側になるように入れます)。
コースはドライコース(手洗い・おうちクリーニング・ソフトコースなど、洗濯機の機種によって異なります)を選びます。中性洗剤・柔軟剤をセットし、洗濯をスタートします。
4. 乾燥
乾燥までできる洗濯機であれば、そのまま乾燥させてOKです。
外で干す場合は、洗濯機洗いが終わったらすぐに干します。立体的なタイプのハンガーにかけて陰干ししましょう。
中の羽毛まで完全に乾くまでには時間がかかるので、さらに2日程度室内で干しておくと安心です。
※乾燥機を使うとふんわり仕上がるのでおすすめです。コインランドリーの乾燥機で乾かすのもおすすめです。
※実際に洗った様子やコインランドリーの乾燥機を使ったレポートはこちら>>
ユニクロのダウンを手洗いする方法
できるだけ洋服にダメージを与えたくないなら、手洗いがおすすめです。
1. 部分汚れがあれば落とす
袖や襟が汚れていたら、汚れに中性洗剤を直接かけて、スポンジでやさしくこすりながら洗います。
※色が濃いアイテムの場合は、色落ちしないかもチェックしましょう。洗剤をダウン(目立たない場所)に直接つけ、白い布やタオルでその部分を拭き取り、色が移っていなければOKです。
2. 洗面台に水をため、中性洗剤を入れる
中性洗剤はパッケージの表示に合わせた量を入れます。
※洗面台で洗えないサイズの場合は、浴槽や洗濯槽(縦型洗濯機の場合)に水をためて洗います。
3. ダウンを入れてやさしく押し洗いをする
水が内部に浸透するまで、やさしく押し洗いを繰り返します。
4. 脱水&すすぎをする
洗いが終わったら水を流し、ダウンを軽く脱水します。
脱水後にきれいな水を入れて、ダウンを押しながらすすぎます。
洗剤が残らないようにしましょう。
5. 再び脱水し、柔軟剤を入れてすすぎをする
すすぎを終えたら水を流し、ダウンを軽く脱水。
再びきれいな水を入れ、柔軟剤を投入し、最後にダウンを入れます。
ダウンを押しながら、柔軟剤を含ませます。
6. 脱水
手で押さえながらしっかり脱水します。
手で脱水するのが面倒な場合は、洗濯機で脱水のみ行うのもおすすめです。
ダメージが気になる場合は洗濯ネットを使ってください。
※ドライ洗い・デリケート洗い・弱洗いなどの設定があれば、そのコースの脱水を選びましょう。
7. 乾燥
厚みのあるハンガーを使い、陰干しします。
中の羽毛まで完全に乾くまでには時間がかかるので、さらに2日程度室内で干しておくと安心です。
乾燥機がある場合は、乾燥機を使うと早く乾かせますし、仕上がりもふんわりします。
コインランドリーの乾燥機を使うのもありです。
※実際に洗った様子やコインランドリーの乾燥機を使ったレポートはこちら>>
~ユニクロのライトダウンジャケットを家で洗濯する時のポイント~
- ユニクロのダウンはクリーニング店での洗濯が推奨されているが、自宅でも洗濯可能。
- 洗剤は中性洗剤(ダウン用洗剤・エマール・アクロンなど)を使用する。
- 洗濯機を使って洗う場合は、最初にダウン全体をしっかり濡らしておく。
- 袖などの汚れが目立つ場合は中性洗剤を直接つけ、スポンジでこすって落とす。
- 手洗いの場合も脱水はしっかりと行う(洗濯機を使うと簡単)。
- ボリュームを出したいなら乾燥機を使うのがベスト!自然乾燥は2日程度かかる。
2. ダウンのお手入れポイント
ダウンの毎日のケアについて紹介します。
・羽毛や羽根が出てきたら抜かずに戻す
ダウンを長く着るために、毎日のお手入れでもちょっと気を付けたいポイントがあります。それは、羽毛(ダウン)や羽根(フェザー)が出てきてしまった時に、引き抜かないということ。
ダウンの縫い目や表面からピコっと出た羽毛や羽根…。引き抜きたくなりますが、ぐっと我慢!引き出さずに内部に戻すのが鉄則です!
引き抜くと穴がさらに大きくなり、羽毛や羽根が出てきやすくなるので気を付けましょう。
・脱いだらハンガーにかける
ダウンを脱いだ後はハンガーにかけておきます。ダウンのふっくらした質感を保つには羽毛をつぶさないようにするのが大切。小さく畳んだり、上に他の服をのせたりしないよう注意しましょう。
・雨や汗で濡れたらしっかり乾かしてから保管する
ダウンを着用している時に雨や汗で濡れてしまったら、しっかり乾かしてから保管するのが鉄則。濡れたままにしておくと、イヤな臭いやカビの元になってしまいます。
3. ダウンの保管ポイント
ダウンの保管方法について、気を付けたいポイントをチェックしておきましょう!
①ハンガーにかけて保管する
ダウンの保管で大切なのは、羽毛をつぶさないようにすること。畳んだり、袋に入れたりすると羽毛がつぶれてしまうのでNGなんです。
ユニクロのダウンはコンパクトに収納できる小さな袋がついていたりしますが…それに入れて保管するのはやめておきましょう!羽毛のふっくら感をキープするためには、ゆったり、畳まずに保管するのがベスト。ハンガーにかけて保管しましょう。
②不織布カバーでほこりから守る
ダウンにほこりがかぶらないように不織布のカバーをかけておくのがおすすめ。「クリーニングから返ってきた時のビニール袋をそのままかけておけば大丈夫!」と思うかもしれませんが、ビニールは通気性が悪く、カビの原因になりやすいのでやめましょう。
③湿度が低く、光の当たらない場所で保管
保管場所は、湿度が低く、光が当たらない場所を選びます。クローゼットや押入れなど、退色の心配のない場所で保管しましょう。ただしカビが生えないように、湿気対策もしっかりと。
④防虫剤を使う
衣類の大敵は虫食い!せっかくの服を台無しにしないためにも、防虫剤を忘れずに。
⑤夏に陰干しをする
数カ月クローゼットに保管したままにしておくと、カビやニオイのリスクが。できれば夏に1~2回陰干しをしておきましょう。ダウンの出番になった時に気持ち良く着ることができますよ。
4. ユニクロのダウンを手洗いと洗濯機で実際に洗ってみました
ここまで、ユニクロのダウの洗い方、ダウンのお手入れや保管方法について紹介してきました。
でも、結局のところ、手洗いと洗濯機のどちらがいいの?
という疑問がずっと残っていたので、実際に両方の洗い方を試すことにしました。少し長くなりますが、読んでみてくださいね。
それでは、ユニクロのダウンの洗濯をリポートしたいと思います!
ちなみにこれが今回洗うユニクロのダウンの洗濯表示。ふたつとも「手洗い」「30℃」「中性洗剤」の表示でした。
クリーニング店での洗濯が推奨されていますが、水洗いは可能ということで、家でも洗えることが分かりました!
ユニクロダウンの手洗いにチャレンジ!
まずはデリケートなアイテムの洗い方の定番「手洗い」。
部分汚れを落とし、中性洗剤で洗います。
ダウンを入れて優しく押し洗いをしていきますが、なかなか中まで濡れず苦戦。時間は5分程度かかりました。
脱水をした後、すすぎ洗い。洗剤の泡が出なくなるまで、しっかりすすぎました。
さらにもう一度脱水し、柔軟剤を入れた水で2度目のすすぎ。
最後に、手で押さえて脱水しました。水分を含んでいるので重たいです。ダウンはぺしゃんこになりましたが、ダウンの羽毛の片寄りは触っただけではよく分かりませんでした。
乾燥は自然乾燥にしたので、厚みのあるハンガーで外に干しました。
手で脱水したものの、ハンガーにかけると水がポタポタ落ちてくる状態に…。
もっと強く脱水しておくべきだったかもしれません。
外では完全には乾かなかったので、取り込んだ後も室内で干し続けました。
そして、乾燥した状態がこちら!
一見、普通に仕上がったように見えますよね。
でも、よーく見るとダウン表面に水のしずくの跡が残っていました。
乾燥の時に、水がしたたり落ちていたので、その跡のように思います。
脱水が弱いと、こんなトラブルが起きてしまうとは…。
思わぬところで失敗してしまいました。
ユニクロダウンの洗濯機洗いにチャレンジ!
続いて「洗濯機洗い」でユニクロのダウンを洗った様子をレポートします。
まずは襟・袖などの汚れた部分に中性洗剤を垂らして指でなじませ、チャック・ボタンを閉めて、洗濯機へ! コースはドライコースを選んで洗います。
洗濯が終わって取り出すと、脱水もしっかりできていて、すでにふんわり軽くなっていました。
「洗濯機で脱水すると、羽毛が偏るのでは」と心配していましたが、触っても気になりませんでした。
ただし!出かかっていた羽根がさらに飛び出ていることを発見…。もしかして洗濯機の脱水が原因かもしれません。
外に干し自然乾燥をすると1日でほぼ乾き、羽毛の偏りも気になりません。
こちらが乾燥した状態です!
特に難なく仕上がった印象です。
洗濯機で洗うとダウンへのダメージが心配でしたが、触ってみても特に分かりませんでした。
1、2カ所小さな羽根が飛び出ていましたが、手洗いに比べるとラクですし、脱水もしっかりできるので、洗濯機洗いをおすすめしたいです。
ユニクロのダウンは乾燥機でボリュームアップできる!?
ユニクロのダウンは家で問題なく洗えたのですが、自然乾燥に時間がかかるのがネックだと思いました。
そこで、ダウンのふんわり感が取り戻せると言われているコインランドリーの乾燥機を使ってみることにしました。
※10分間中温で乾燥しました。
こちらが乾燥機使用前と後の写真です。
【手洗いしたダウン】
【洗濯機洗いしたダウン】
乾燥機から出してバッグに入れると、バッグがパンパンになり、ボリュームアップしたことを実感できましたよ。
家に帰ってから厚さを計ってみると、どちらも1cm程度厚さがアップ!
ダウンがふっくらした効果か、生地表面のシワも少し目立たなくなりました。
利用したコインランドリーは乾燥10分で100円。少し手間とお金はかかりますが、乾燥機にかけるメリットは大いにあると実感できました!
「洗った後、ボリュームが無くなってしまった」と感じたら、乾燥機を利用することをおすすめします!
ユニクロダウンの手洗いと洗濯機洗いを終えて
今回ユニクロのダウンを家で「手洗い」と「洗濯機洗い」をしてみましたが、洗濯後の仕上がりで大きな違いは感じられませんでした。
洗濯機はダメージが心配でしたが、洗う前に少し飛び出ていた羽根がさらに出てきてしまったのを発見した程度。 ダウンの片寄りも、触った感じでは手洗いと違いが分かりませんでした。
自然乾燥後のダウンの厚みの戻りも、手洗いと洗濯機洗いで変わりはありませんでした。
洗いの工程では、今回は手洗いしたダウンの脱水の加減が分からず、ダウン表面に水のしずくの跡が残ってしまうというトラブルがあり、家洗いの難しさを痛感…。
手洗いなら衣類へのダメージが少ないだろうと思っていましたが、思わぬところで失敗してしまいました。
私のように手洗いで失敗する方は少ないかもしれませんが…、やはり洗濯機を使う方がラクだと思いました。仕上がりも大差がないので、ユニクロのダウンなら家の洗濯機で良し!というのが私の感想です。
ユニクロのダウンを手洗いと洗濯機で洗ってみましたが、どちらもダウン全体を濡らすのが大変でした。なかなか水が中まで浸透しないので、やさしく押しているだけだと進みません…。中の空気を抜くように押しながら圧力をかけると水が浸透していくのですが、ダウンへのダメージが気になりました。
手洗いに関しては、どこまですすいだら良いのかに悩みました。泡が出ないところまですすぎましたが、ちゃんと洗剤が落とせただろうかと不安が残りました。また脱水もどの程度したらいいのか分からず、弱めになってしまいました。 洗濯機洗いは最初に全体を濡らすのが手間ですが、後は洗濯機にお任せできるのでラクでした。
乾燥については、手洗いも洗濯機洗いも自然乾燥で乾かしてみました。手洗いしたダウンは脱水の加減が分からず、ハンガーにかけたら水がポタポタ落ちてくる状態。手洗いのダウンが乾いた後、表面を見たら、ところどころに水がしたたり落ちたような跡がついてしまい、大失敗でした。
手洗いをする場合も、脱水はしっかりした方が良いと痛感。手洗い後の脱水は洗濯機の脱水を使っても良いと思います。 ユニクロダウンの乾燥は、自然乾燥だけでも問題はないと思いますが、ボリュームを再現したいなら乾燥機で乾かした方が良いと思います。
長期保管をする前はできるだけ湿気の無い状態にした方が良いですし、本当に中まで乾いたか不安もあるので、長期保管前も乾燥機の利用をおすすめしたいです。
5. 失敗を防ぐ!ダウンを家で洗濯する前に気を付けたいこと
ユニクロのダウンの洗濯のリポート、いかがでしたか? 試してみよう!と思っていただけたら嬉しいです。 ここでは家で洗濯する前に注意したいことをまとめたので、参考にしてくださいね。
洗濯表示を確認しよう
ダウンのアウターを家で洗う前に確認しておきたいのが「洗濯表示」。服のサイズなどが記されているタグに、洗濯表示も記されているので必ずチェックしてくださいね。
<家で洗える表示はこちら>
<家で洗えない表示はこちら>
家で洗えない表示」の場合は、家で洗わずにクリーニング店におまかせするのが安心。特殊な素材が使われている可能性があります。「家洗いで失敗して着られない状態になってしまった…」なんていうことにならないように、表示の確認は必ずしておきましょう。
ダウンに使われている羽毛と特徴
みなさんは「ダウン」がどんなものかご存知ですか? 私は恥ずかしながら「水鳥の羽根のこと?」という程度でまったく知りませんでした。
でもダウンについて調べたら「羽根」ではなく「羽毛」のことを指すことが分かりました。ダウン=羽毛なので、フワフワした綿毛なんです!
ダウンは水鳥の胸に生えている柔らかい羽毛で、1羽から5~10g程度しかとれないそうです。軽くてたっぷり空気を含むことができ、吸湿性&発散性にも優れています。
よくイメージされる“鳥の羽根”の形状をしたものはダウンではなく「フェザー」に分類されます。今回洗うユニクロのダウンは90%のダウンと、10%のフェザーで構成されています。フェザーは羽根の軸があるため弾力性がありますが、保湿性はダウンに劣るそうです。
ちなみにダウンに使われる水鳥は「ダック(アヒル)」「グース(ガチョウ)」の2種類。グースの方が大きいので羽毛のサイズも大きく、(産地にもよりますが)グースダウンの方が良質とされています。
アウターのダウン以外に羽毛が使われているものと言えば「羽毛布団」。羽毛布団というのはダウンが50%以上のものを指すそうですよ。フェザーが50%以上のものは「羽根布団」に分類されるそう。知らなかった~! と、話がそれてしまいましたが、ダウンのことをお分かりいただけたでしょうか。
高級なダウンも家で洗える?
高級なダウンもまずは洗濯表示をチェック!ダウンやフェザー自体は水洗い可能かもしれませんが、生地やパーツに水洗い不可の素材が使われている可能性もあるので要注意ですね。
また、洗濯前のような着心地を再現できるかどうかも不明です。家での洗濯は品質が損なわれる可能性もあるので、リスクがあることを理解した上で慎重に行いましょう。
ダウンアイテムで有名な「カナダグース」の日本公式サイトでは「家庭での洗濯は非常に難しいため専門のクリーニング店へご依頼ください」と書かれていました。
カナダグースダウンの取扱いに関する回答
URL http://www.canadagoose.jp/guide/faq#guide7
6. ダウンアイテムをクリーニングに出すメリットは?
最後に、ダウンアイテムをクリーニング店にお願いすることについて考えてみたいと思います。
洗濯表示によっては家でも洗えるダウンアイテムですが、あえてクリーニングに出す場合のメリットはあるのでしょうか。
プロがしっかり仕上げてくれる安心感
クリーニングに出すメリットは、プロがしっかりとクリーニングしてくれる、クリーニング店に出すだけと手間いらず、という点が大きなポイントを占めるのではないでしょうか。
「自宅で洗うのは手間がかかるし、失敗してダウンの着心地が悪くなったら嫌だ…」という方はクリーニング店に任せるのがおすすめです。
また自宅洗いのダウンを自然乾燥で乾かそうとすると、天候も気にしなくてはいけません。洗いたいタイミングに天気が悪いと、なかなか洗濯に踏み切れず、どんどん洗濯が先延ばしになってしまうことも。お天気を気にせず、クリーニングしたいと思った時にすぐにクリーニングに出せるのもクリーニング店に出すメリットですね。
宅配クリーニングなら、集荷もしてくれるのでクリーニング店まで行く手間さえも省けます。衣類の長期預かりサービスを行っている宅配クリーニングを選べば、衣類保管に適した場所で次のシーズンまで預かってもらえるので一石二鳥!
ただし、クリーニング店にダウンのアイテムを出す場合は、ダウンのクリーニングに慣れたお店に出すことをおすすめします。ダウンの扱いに慣れていないお店に出すと“ふくらみが再現されずぺしゃんこで戻ってくる”というトラブルが起きる可能性もあるそうなのでご注意を。事前にホームページや問い合わせで確認しておくと安心ですね。
クリーニング店でダウンを洗ってもらうにはそれなりにお金がかかりますが、プロに任せる安心感と手間がかからないのは魅力!最終的には「手持ちのダウンにどこまでクリーニング代を払えるか」ということになりますが、ちょっと奮発して買った高級なダウンは、プロのクリーニング店に任せて大切に着るのが良いかなと思います。
長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございます!