ジーンズに柔軟剤を使っても大丈夫?正しいデニムの洗濯法をおさらい

ジーンズに柔軟剤を使っても大丈夫?正しいデニムの洗濯法をおさらい

ジーンズはアメリカの労働者の作業着として作られたものなので、普通の衣類よりも丈夫にできています。
そのため、ジーンズは洗わない方が味が出るとも言われますが、きちんと洗ってメンテナンスをすることで綺麗に長持ちさせられるので、正しい洗濯方法をマスターしましょう。

~ 目次 ~
1. ジーンズに柔軟剤を使っても大丈夫?
2. 正しいジーンズの洗濯方法
3. ジーンズを洗う時の注意点

ジーンズに柔軟剤を使っても大丈夫?

最近の柔軟剤は、ただ衣類を柔らかくするだけではなく、汗のニオイを抑えたり、生地の傷みを軽減したりする効果があります。
しかし「ジーンズに柔軟剤を使って大丈夫なのか心配」という方もいるかもしれません。

ここでは、ジーンズの洗濯時の柔軟剤の使用について解説していきます。

柔軟剤はジーンズを適度に柔らかくしてくれる!

結論から言うと、柔軟剤をジーンズの洗濯の仕上げに使っても大丈夫です。
柔軟剤を使うと生地が柔らかくなって型崩れするのでは、と心配してしまうかもしれませんが、柔軟剤のせいで生地がヘロヘロになることはありません。

柔軟剤は適度に柔らかくしてくれるので、履き心地が良くなります。
また、ニオイを抑える効果がある柔軟剤を使えば、汗や皮脂のせいでジーンズが臭くなるのも防げるので、ニオイが気になる方も柔軟剤を使うのがおすすめです。

ジーンズの洗濯で柔軟剤を使うと色落ちする?

柔軟剤で生地が柔らかくなるのは界面活性剤が配合されているからです。
界面活性剤は刺激が強いので、色落ちするというイメージがあるかもしれませんが、柔軟剤を使ったからと言ってジーンズが色落ちすることはありません。

正しいジーンズの洗濯方法

ジーンズが汚れたら、そのまま洗濯機に放り込んでしまう、というのはNGです。
ジーンズは丈夫なイメージがありますが、それでも繊維でできているので、いい加減な洗濯方法では生地を傷めてしまいます。
正しいジーンズの洗濯方法をきちんとマスターして、ベストな状態で長持ちさせましょう。

ジーンズを洗濯する前の準備

まずは、洗濯をする前の準備をします。
この準備をすることで、型崩れや色落ちを防げるので、一手間かけてあげましょう。

・ジーンズのボタンやファスナーを締める
脱いだまま洗濯してしまうと型崩れの原因になるので、ボタンやファスナーをきちんと締めてください。

・ジーンズを裏返す
デニムを裏返して洗うことで色落ちを抑えられます。

・洗濯ネットに入れる
折り目を合わせてたたみ、洗濯ネットに入れることで型崩れを防げます。
また、余分な摩擦も少なくなるので生地の傷みの軽減にも繋がります。
ダメージジーンズであれば、ダメージ部分が変に広がらないように、穴が空いているところを内側に折りたたんで洗濯ネットに入れましょう。

少し面倒かもしれませんが、3つの前準備をしておくとジーンズの持ちが変わってくるので、お気に入りのジーンズを洗う際は気を付けてくださいね。

洗濯機に入れて中性洗剤で洗う

準備ができたら、洗濯機に入れて中性洗剤で洗いましょう。
洗剤には、酸性と中性とアルカリ性の3種類があり、酸性やアルカリ性は洗浄力が強く汚れをしっかり落とせます。
そのかわり生地を傷めやすい性質がありますし、特にアルカリ性には漂白剤が配合されているため色落ちの原因にもなるので、ジーンズの洗濯には酸性とアルカリ性の中間にある中性を使いましょう。

洗濯コースはできるだけ短時間のコースを選びましょう

洗い方のコースが選べる洗濯機であれば、おしゃれ着コースやドライコースを選択してください。
こういったコースは水流が押さえられているので、デニム生地を傷めることなく洗えます。
特に、インディゴデニムなど染料が濃いものは、洗う時間が長いと染料が剥がれてしまうため短時間で洗うのがベストです。

洗濯が終わったら素早く干す

デニム生地は濡れている時間が長いほど生地が傷んでしまいますし、色落ちしやすくなるので、洗濯が終わったら素早く干しましょう。

洗濯した後のデニム生地にはシワが寄っているので、干す前に全体を軽く引っ張って伸ばして形を整えてください。

干す時は、裾を上にしてピンチで筒状に留めて干すことで、ねじれを防いで綺麗なデニムラインを保てます。
デニム生地は乾きづらいので日光に当てて干す方もいるかもしれませんが、長時間強い日差しに当てると変色してしまうため、風通しの良い日陰に干しましょう。

ジーンズを洗う時の注意点

正しい洗濯方法を守って洗えば、ジーンズを傷める心配はありません。
ただし、普通の衣類と同じ感覚で洗うと、間違った洗濯方法になることがあります。
ジーンズを洗い方には注意点があるのでチェックしておきましょう。

洗剤や柔軟剤を多く入れすぎないこと

汚れが気になる場合、洗剤を多く入れてしまう方もいるようですが、洗浄力と洗剤の量は関係ありません。
洗剤をたくさん入れれば汚れが落ちる、ということはありません。
多く入れても、洗剤残りや生地を傷めるだけです。

柔軟剤も同じで、どちらも用量を守ることで洗浄力や柔軟性を高められるので、入れすぎないようにしましょう。

ジーンズだけで洗うこと

もったいないと思うかもしれませんが、ジーンズは他の衣類と分けて単体で洗いましょう。
特に、ノンウォッシュデニムやインディゴデニムは色落ちする可能性があるので、他の衣類に色移りしてしまうことがあります。

逆にホワイトデニムなど色が薄いデニムの場合は、他の衣類の染料が付いてしまうかもしれません。
ジーンズは色合いも重要なファッションポイントですから、できるかぎり単体で洗いましょう。

お湯は使わないこと

お湯を使うと汚れが落ちやすくなりますが、ジーンズの場合は色落ちのリスクが高まるので使わないようにしましょう。

ちなみに、お風呂の残り湯で少し冷めているものでもジーンズにはNGです。
ジーンズはできるだけ冷たいお水で洗うのがベストなので、必ず水道水を使ってください。

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