ダッフルコートを洗濯する方法は?

ダッフルコートを洗濯する方法は?

冬の時期の必需品ともいえるダッフルコート。
フォーマルからカジュアルまで様々なシーンに使える、利便性の高いアイテムです。

しかし、年末年始の宴会シーズンなどで、タバコやお酒の匂いがついてしまい、悩む方も多いのではないでしょうか。
高級品や大切なものはクリーニングに出した方が安心ですが、クリーニングに出すと出費も気になりますよね。

今回は、ダッフルコートを家で洗濯する方法を紹介します。
クリーニングや保管する場合のポイントについても加えてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

~ 目次 ~
1. 洗濯する前に表示マークを確認
2. ダッフルコートの洗濯方法
3. ダッフルコートをクリーニングに出す場合
4. コートの上手な保管方法

洗濯する前に表示マークを確認

クリーニングに出すべきダッフルコートを見分けるには、洗濯タグを見てみましょう。
そこに水洗いの桶マークがついていれば、洗濯しても大丈夫です。

洗濯を家でする場合は、洗濯後のケアも必ず必要ですので気を付けてください。
また、ドライマークしかない場合は、クリーニング店に出すようにしましょう。

高級なダッフルコートの場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。

ダッフルコートの素材であるウール(羊毛)は、水に弱く、洗うと縮んだり型くずれをしたりします。
無理に家庭で洗うと、着られない状態になることもあるので、注意してくださいね。

ダッフルコートの洗濯方法

続いて、洗濯できる場合の手順を紹介します。
できれば手洗いがベストですが、洗濯機にドライコースやクリーニングコースがある場合は、そちらでも大丈夫です。

流れとしては、

1 優しく水洗い
2 軽く脱水をする
3 日陰で干す

となります。

まず、水を張った洗濯槽やバケツに、アクロンやエマールなどの中性洗剤を溶かします。
普段お使いのアルカリ性洗剤だと生地を傷める可能性があるので、必ず中性洗剤を使ってください。
そして30℃くらいのぬるま湯に溶かして、優しく押し洗いしましょう。

洗濯機を使う場合は、必ずネットに入れます。
半分に折りたたみ、シワにならないようにふわっと畳みましょう。

次に、洗濯機で30秒から1分程度脱水します。
脱水後はタオルで包み、水分を吸い取りましょう。
ここで長く脱水すると、シワの原因になるため慎重に行ってください。

最後に、コートを日陰に、平干ししましょう。
重たいコートを干すには、しっかりとしたネットの上での風通しが良い場所で乾かすと良いです。

ここまでは、洗濯方法を解説しました。
初めにもお伝えしたように、高級なものや大事なものはクリーニングに出すのがオススメです。

ダッフルコートをクリーニングに出す場合

家庭で洗うのが難しいアイテムは、クリーニング店に依頼することになります。
クリーニングの頻度としては、ワンシーズンに1回程度が目安です。
あまり頻繁に出すと生地を傷めてしまう可能性もあるので注意しましょう。

コートのクリーニングの費用は、1500円~3500円前後が相場です。
カシミヤなどの高級素材の場合や、フードや留め具、飾りボタンなどがあるコートは、追加料金がかかる場合があります。
お店によっては、会員の割引やクーポンの割引があるところも多いので、賢く活用したいですね。

コートは高級なものほど丁寧に扱うことが大事です。
そのため、クリーニング業者は老舗であったり、品質にこだわっていたりする信頼できるお店を選ぶと良いでしょう。
クリーニングの知識をしっかり持ったクリーニング店を見つけておくことは大切になります。

クリーニングから返ってきたら

クリーニングで綺麗になったダッフルコート。
お店で被せてくれるビニールカバーは、クリーニング後の衣類が手元に届くまでに汚れないように配慮されたもの。
保管のためにつけられているわけではないので、ビニールカバーを被せたままだと、湿気がたまり生地が傷んでしまいます。
そのため、カバーを外しその日のうちにシミや痛みがないか中身を確認しましょう。

そして、前ボタンや衿のフックを留めて、厚みのあるハンガーに掛けます。
クローゼットの中の通気性を保つため、詰めずに余裕を持って収納し、カバーをしたい場合は不織布の衣類カバーを使いましょう。

コートの上手な保管方法

最後に、ダッフルコートの寿命を延ばす上手な保管の仕方をご紹介します。
シーズン中にクリーニングに出ささなくて良いように、また型くずれを防ぐためにも日々のお手入れを行いましょう。

ハンガーに掛ける

着用後は汗や空気中の湿気をたっぷり吸収しています。
そしてクローゼットなどは空気がこもりやすく、湿気が多い場所です。
カビが生える恐れもあるので、ハンガーに掛けたらしばらく風通しのいい日陰に干すことをオススメします。

掛けるハンガーは、防臭や吸湿性に優れた厚みのある木製のハンガーがベストです。
コートは、着ている時間よりハンガーに干している時間が圧倒的に多くなります。
針金のハンガーだと、生地の重みに耐えられず型くずれの原因になりますのでなるべく避けましょう。

また、クローゼットが衣類でいっぱいという人は、クリーニング店の「保管サービス」がおすすめです。
クリーニングに依頼した衣類を、数ヶ月間適切な環境で保管してもらうことができます。

ブラッシングをする

コートの表面には、ホコリや汚れが付着しています。
ブラッシングで取り除いいてあげることで、虫食いや生地の傷み、毛玉の予防にもなります。

ブラッシングの方法は、繊維を整えるように上から下に向かってできるだけ優しく払うように行うのがポイントです。
使うブラシは、合繊製ですと静電気を起こしやすいので、馬毛や豚毛といった天然素材のものを選ぶのがコツです。
もし毛玉が気になったときは、生地を痛めないため無理やりとらず、ハサミや毛玉取りを使って除去しましょう。

防虫剤・除湿剤を使用する

ダッフルコートにつく虫は、ウールやカシミヤなどの動物性繊維を特に好みます。
クローゼットを清潔に保つことのほか、防虫剤での対策もひとつの方法です。

品質が良いダッフルコートは、きちんと管理をすると何十年も着ることができます。
長く愛用するためにはこまめなお手入れをしましょう。
湿気が気になる場合は、除湿剤を併用することをおすすめします。

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