パーカーの正しい洗濯方法&干し方

パーカーは春や秋などの肌寒さを感じる季節、Tシャツやカットソーの上から気軽に羽織れる便利なアイテムですよね。流行り廃りがなく着回しが利くことから、パーカー愛好者は少なくありません。

しかし、パーカーは自宅で洗濯すると失敗しやすい衣類でもあるんです。正しい洗濯方法を知っておき、お気に入りの一枚をできるだけ長く着続けましょう。

ここでは、パーカーの正しい洗濯方法&干し方を解説します。

~ 目次 ~
1. パーカーを洗濯する前に確認しておきたいこと
2. パーカーの洗濯頻度や洗濯するときの注意点
3. パーカーを洗う手順と干し方
4. まとめ

パーカーを洗濯する前に確認しておきたいこと

パーカーはカジュアルな見た目から、デリケートに扱う必要がなさそうに思えますよね。 他の衣類といっしょに洗濯機に放り込んでしまいがちですが、雑な扱いはパーカーの寿命を縮めることになりかねません。 パーカーを洗濯する前に、いくつか確認しておきたいことがあります。

パーカーの洗濯表示

パーカーというと綿素材でできている印象が強いです。肌触りがよく吸水性や吸湿性、通気性に優れており熱にも強い特徴があります。その多くが家庭で洗濯できるものです。

とはいえ、すべてのパーカーが綿素材というわけではなく素材によっては洗濯できないものもあります。洗濯する前に、製品についている洗濯表示を必ず確認するようにしましょう。

洗い桶や洗濯機のイラストが描かれていれば自宅で洗うことができます。洗い桶(もしくは洗濯機)にバツ印が描かれている場合は「家庭では洗えない」という意味になるため、クリーニングに出すのが望ましいです。

パーカーのデザインや装飾

パーカーにはシンプルな無地のものもありますが、メーカーロゴや刺繍、大きなバックプリントなどが施されたデザイン性の高いものも少なくありません。中にはボタンやチャームが付いたパーカーも存在します。

そのようなパーカーは通常よりも丁寧に洗うことを意識した方が良いです。
というのも、洗濯による摩擦でせっかくのプリントや文字などが擦れてしまう可能性があるからです。衣類への負担を抑えるためにも洗濯機ではなく手洗いするのがベターでしょう。

色落ちチェック

衣類全般に言えることですが、色落ちが心配なものに関しては、洗濯する前に色落ちチェックをおこなうべきです。

方法は簡単。白いハンカチに少量の洗剤をつけ、パーカーをポンポンと軽く叩きます。このとき、脇の下など目立たない部分で試すようにしてください。白いハンカチに色移りがなければ合格です。

パーカーの洗濯頻度や洗濯するときの注意点

パーカーを洗濯するとき、どんなことに気を付ければよいのか。準備しておきたい物なども併せてご説明します。

パーカーを洗濯する頻度は5~6回に1度

パーカーを着用するたびに洗濯すると、生地が傷んでしまう可能性があります。とはいえ、全く洗わないとなると衛生的にも良くないですし、かえって伸びてしまうことも。

パーカーを洗濯する理想的な頻度は5~6回の着用につき1回です。

裏返してお湯で洗う

柄もののパーカーは、裏返した状態で洗濯することでプリント部分が剥げてしまうのを防げます。また、汚れが気になるときは40℃前後のお湯で洗うのがオススメです。

ただし、プリントは熱に弱いため避けた方が無難でしょう。高温のお湯はもちろん、乾燥機の使用は厳禁です。

汗ジミや臭いには酸素系漂白剤を使う

食べこぼしやシミなどがある場合は、中性洗剤を付けて歯ブラシで軽く擦っておくと汚れ落ちが良くなります。

汗ジミや黄ばみ、いやな臭いが気になる場合は、酸素系漂白剤を使いましょう。ただし、長時間つけ置きしておくと色落ちの可能性があるため注意が必要です。

パーカーを洗う手順と干し方

さて、いよいよパーカーを洗っていきます。パーカーの洗い方には手洗いと洗濯機の2通りがありますが、それぞれにコツが必要です。洗濯の手順から干し方までをご紹介します。

パーカーを手洗いする方法

大きめの洗い桶、もしくは洗面台に中性洗剤を溶かします。洗剤の量は製品のパッケージに記載があるため確認しましょう。

溜めた水の中にパーカーを浸し、全体を押し洗いします。パーカーを手のひらで押し、浮いてきたらまた押すという動作を繰り返します。袖口や襟もと、裾、ポケットなど汚れやすい箇所は掴み洗いするのがポイントです。

洗剤が落ちるまで十分にすすいだら、最後に脱水です。薄手のパーカーであればグルグル巻きにし、両手でグッと挟み込んで水を切ります。洗濯機の脱水機能を使うこともできますが、短時間(1分程度)で済ませてください。

パーカーを洗濯機で洗う方法

パーカーを洗濯機で洗うときは、洗濯ネットに入れて他の衣類との摩擦を防ぎます。このとき、3つの工程を踏むとより安心です。

  • 引っかからないようにファスナーを閉じる
  • フードの紐が抜けないように軽く結んでおく
  • 汚れやすい袖口や襟もと、裾が表にくるように畳む

型くずれや傷みを抑えるために、おしゃれ着コースやドライコース、手洗いモードなどを選択します。脱水は短時間(1分程度)に設定しましょう。

パーカーの正しい干し方

洗濯の仕上がりを左右する乾燥の工程ですが、パーカーはフードがある分乾きにくい傾向にあります。厚手のものだとなおのこと。生乾きのいやな臭いを付かせないためにも、正しい干し方をマスターしておきましょう。

まず、ハンガーを3本と洗濯バサミ、物干し竿を用意します。風をしっかり当てるために、パーカーのファスナーを開けてください。ハンガーを1つ取り、通常洋服をかけるのと同じようにパーカーをかけます。

その前後に1つずつハンガーをかけ、前のハンガーにパーカーの袖を、後ろのハンガーにフードを乗せて洗濯バサミで固定します。こうすることで通気性が良くなり乾きが早くなります。ハンガーの跡を付けたくない場合は、ハンガーにタオルを巻いてから干すと良いです。

まとめ

以上がパーカーの正しい洗濯方法&干し方です。洗濯表示で洗濯機可になっていても、大切にしているパーカーは手洗いで優しく洗うことをオススメします。

また、高級ブランド品やデザイン性の高いもの、特殊な素材の製品などはクリーニングに出すことが推奨されます。 パーカーにとってベストな方法でお手入れしてあげてくださいね!

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