エコファーって何？フェイクファーとの違いや洗濯方法をチェック！
近年、本物のファーではなく「エコファー」を採用するブランドやメーカーが増えてきています。優しい肌触りは、まるで本物のファーのようですが、実はフェイクファーなのです。
そこでここでは、このエコファーについて、フェイクファーとの違いやお手入れの仕方などを紹介します。
エコファーって何？
バッグやマフラー、コートなどの秋冬のアイテムでよく使われているファーですが、その多くがフェイクファーを使っています。
ですが最近、エコファーという呼び方も耳にしますよね。
実はこのエコファー、フェイクファーと同じく合成繊維を使って、本物のファーのように見せているものです。
リアルファーに対して、エコファーは「エコ」つまり環境に優しいファーということでそう呼ばれているのです。リアルファーは動物の毛皮から作りますが、エコファーはそうではないので、動物愛護の点でも高く評価されているのです。
エコファーとフェイクファーの違いは？
では、エコファーとフェイクファー、どちらも合成繊維を使っているのに、何が違うのでしょうか。
実はこの2つ、同じものを指しているのです。
そう、呼び方が違うだけ。
以前はフェイクファーという呼び方が主流でした。でも、フェイクファーの「フェイク」は、偽物という意味なので、フェイクファーに対するイメージが良くないと、常々言われていました。
そこで、エコロジーの「エコ」を使いエコファーという呼び名に変えたところ、良いイメージで浸透しており、現在に至るわけです。
まだフェイクファーと呼んでいるところもありますが、そのうちエコファーで統一されるかもしれませんね。
エコファーのメリット
エコファーの良いところは、なんといってもお手入れのしやすさですよね。
リアルファーは、お手入れ方法が難しいのですが、エコファーはそういった心配がありません。この後に詳しいお手入れ方法をお話ししますので、参考にしてみてくださいね。
また、エコファーは、価格がお手ごろなのもうれしいメリット。
合成繊維を使っているのでお得な価格設定ができるのですが、その価格以上の品質の良さも人気の秘密。
リアルファーは、毛皮を使っているので、毛の長さや色むらがあります。
それが良さでもあるのですが、エコファーはデザインやカラーが豊富にそろっているので、バッグなどの小物に手軽に取り入れることが可能。使いやすさも魅力の一つといえるでしょう。
エコファーのお手入れ方法は？洗濯をしても大丈夫？
エコファーは、合成繊維を使っているので、リアルファーに比べてお手入れがとても簡単。使いやすくお手入れがしやすいというのは、使う場や機会も広がりますから、うれしいですよね。
ではそのエコファーのお手入れ方法ですが、着用後にはブラッシングが基本です。
エコファーの生地には、合成繊維を使っているので、木製のブラシを使うと、静電気が起きにくく、ほこりなどの付着を防ぐことができます。
毛並みがよくないと感じたら、ドライヤーで熱風を吹き付けると、ふんわりと仕上がります。熱風は少し離れたところからあてるのがポイントですよ。
ドライヤーは、雨で濡れてしまったときにも重宝しますね。 濡れてしまったエコファーは、タオルなどで水分をふき取り、ドライヤーで乾かすと、ふんわりした状態を保つことができるでしょう。
そして、エコファーが汚れてきた場合には、クリーニングか手洗いをしましょう。 なんと、エコファーは自宅で洗濯をすることもできるので便利です。
大切なものはクリーニングが妥当ですが、自分でお手入れをしたい場合には、おしゃれ着洗剤を使っての手洗いも可能です。もちろん手洗いですから、ごしごし洗うのではなく、優しく押し洗いが基本。 事前に洗濯表示をしっかりチェックして、手洗い可能なのかを確認してくださいね。
また、エコファーの大敵である静電気を防ぐには、手洗いの最後に柔軟剤を使うと効果的です。 おしゃれ着洗剤を使うだけでも静電気を防ぐ効果は期待できるのですが、柔軟剤を合わせることで、肌触りも良くなりますよ。
エコファーを手洗いする際には、最初にブラッシングでほこりなどを落とし、乾かすときにもブラッシングを併用しておくと、仕上がりもきれいです。
まとめ
エコファーは、リアルファーの高級感には及ばない点がありますが、使いやすさが魅力。
手触りは、本物そっくり！という意見も多く、様々な場面で活躍してくれるアイテムといえます。価格も良心的ですし、ファーの入門編ということで使ってみるのもおすすめです。
最近では、エコファーの品質もかなり上がっていて、リアルファーと比べても引けを取らないものも多くなっています。
環境に優しく、お財布にも優しいエコファー、寒い時期にも使っていて気持ちも体も温まる感じがしますから、ぜひ長く使って大切にしたいものです。
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