きものトトノエの体験談レビュー vol.1

七五三の着物をクリーニング！きものトトノエの料金や流れをレポート

こんにちは。宅クリ編集部のなみです。
子どもの着物のクリーニングって悩みませんか？

わが家の娘が3歳を迎え、七五三で着物を着せたのですが、終わってから気になったのが、子どもが着た後の着物をどうするべきか…。
着ているのは数時間で、とくに目に見て汚れがあるわけではありません。
でも、今後も大切にしたいということで、クリーニングに出すことにしました。

今回は、着物の宅配クリーニングで有名な「きものトトノエ」という会社に依頼することに！
なぜ選んだのか、依頼から手元に届くまで、かかった料金を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

七五三の着物のクリーニングをどこに頼む？

着物のクリーニングを考えた時に困ったのが、「どこにお願いしたらいいのか分からない」ということでした。
着物はインターネットで購入したので、お店からおすすめのクリーニング業者を教えてもらえるといったことはありません。

そして、実家から離れて暮らしているので、現在住んでいる街の着物クリーニング店の情報もなく…。
着物のクリーニングとなると、普通のクリーニング店を利用する以上に、どう探して良いか分からないので困ってしまいました。
また、料金が分からないお店に着物を持って行って、クリーニング代が予想以上に高かったらどうしよう…という心配もありました。

着物クリーニングの技術も確かめようがないですし…、着物を店まで持って行くのが面倒というのもあり、お店探しは難航…。
そんな時、宅配クリーニングで着物クリーニングをお願いできるお店を発見！
それが「きものトトノエ」でした。

サービス内容やホームページから感じられる安心感が決め手に

「きものトトノエ」に頼んでみようかな…と思ったのは、着物専門のクリーニング工房ということ。
下記のポイントも魅力に感じました。

• 熟練の職人さんがチェックをし、丁寧に丸洗いしてもらえる
• さまざまなシミに対応できる
• ほつれが見つかれば、ほつれ直しをしてくれる
• 特殊加工も対応可能
• クリーニング後はシワや型崩れしないように発送してくれる

「きものトトノエ」のホームページを見ると、着物の有名な専門誌で紹介されたページが載っています。
書店でもよく目にする着物専門誌で、大々的に紹介されているので「ここなら安心して任せられそう…」という思いが強くなりました。

また、クリーニング代もしっかりと掲載されています。
七五三の着物に対応しているか心配でしたが、子どもの着物のメニューがあり、料金も分かり安心！
30日間の返金保証もあるので、その点にも安心感を覚えました。

ちなみに、子どもの着物（3歳用の三つ身）は、通常7,150円のところ、キャンペーンで4,950円。
被布と子ども襦袢は、いずれも通常3,850円のところ、キャンペーンで2,970円でした。
今回、子ども襦袢はポリエステルのもので、家庭ケアできそうだったので、三つ身と被布のみをクリーニングに出すことにしました。

>>きものトトノエ(公式サイト)

きものトトノエの七五三着物クリーニングの申し込み方

まず、きものトトノエのサイト内にある「単品の価格一覧・単品での申し込み」という部分をチェックします。

1. クリーニングに出したいアイテムの数を選択する

2. 「匠診断」や「汗処理」のオプションを付ける場合は、チェックを入れる

3. 「まとめてカートに入れる」というボタンをクリックする

4. オプションや希望納期を確認し、「ご購入手続きへ進む」ボタンをクリック

5. 会員登録（個人情報を入力）と、支払い手続きを進めます

6. 会員登録後および支払い完了後に、それぞれメールが届きます

着物の発送方法

宅配クリーニングは、自宅からクリーニングに出すアイテムを発送します。
きものトトノエの場合、クリーニング申し込み後に、宅配キットが自宅に届くので、自分で発送資材を用意する必要はありません。

宅配キットが発送されると、きものトトノエから、「宅配キット発送のご連絡」というメールが届くので安心です。
ゆうパケットで、送り状番号も明記されていたので安心できました。

きものトトノエの宅配キット

宅配キットには、以下のものが入っていました。

着物の発送手順

発送手順書を見ながら、発送の準備を進めます。

1. 着物の状態をチェック

三つ身

三つ身の洗濯表示

被布

被布の洗濯表示

被布内側

2. クリーニング依頼書・匠の診断アンケート用紙に必要事項を記入

3. 着物をビニール袋に入れてから、専用の袋に入れる。

4. 伝票に自分の住所を記入する。

5. 郵便局またはヤマト運輸に集荷依頼か持ち込みをする。

梱包完了です！

発送は簡単！でも発送費用には要注意

宅配キットに着物を入れて送るだけで、アンケート用紙に記入する部分も、少しなので、すぐに発送準備ができました。

着物を入れるビニール袋も入っているので、雨に濡れる心配もありませんし、紙袋もしっかりしたものでした。
着物を袋に入れて送るのに抵抗がある場合は、自分で段ボールを用意して、送っても良いようです。

注意したいのは、発送費用は自費になるという点。
お住まいの地域から、新潟県までの送料がかかります。
クリーニング代には含まれていないので、郵便局とヤマト運輸どちらが良いか、発送時のサイズなども考えて、発送手配をされると良いと思います。

私は郵便局の集荷にしましたが、紙袋のサイズが80を少し超えてしまい、100のサイズに。
送料が少し高くなってしまいました…。
事前にサイズを計って、規定のサイズで収まるようにすると、発送費用を抑えることができると思います。

送料についてはこちらをチェックしてくださいね。

きものトトノエに着物が届いてからの流れ

送った着物が確認されると、メールで連絡（お着物（匠の診断コース）受領のご連絡）があります。
メールには、クリーニングを依頼した着物の写真も添付されていました。

※メールに添付されていた画像

無事に着物が届いたことが分かり、とても安心できました。
今回、匠の診断もお願いしていたので、匠の診断の結果を待ってからのクリーニングになります。

きものトトノエの匠の診断

きものトトノエでは、職人による検品後にクリーニングが行われる「匠診断」があります。

以下、ホームページより引用。

着物のクリーニングサービス『きものトトノエ』では、お客様に最高のサービスをご提供するために、まずは熟練の職人（匠）が、お客様の大切なお着物をすみずみまで入念に検品します。

最初に、お客様のお着物のシミの種類や程度、あるいは生地の状態を的確に判断してこそ、そのあと、お客様のお着物に最適な「処理」や「洗い」をほどこせるからです。

このように私たち『きものトトノエ』は、“最初の検品”が一番重要だと考え、検品には細心の注意を払っています。

ホームページに

妹様やお子様の代まで大事にしていきたい方は必ずこのコースを選んでください。

とあったので、今回は匠診断もお願いすることにしました。

匠の診断の結果

着物の受け取り連絡から12日後に、診断結果の連絡がありました。

【メールより内容を抜粋】

三つ身は添付した姿図の結果となりました。
・姿図の印の箇所の修正になります。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
被布は目立つ汚れはございませんでした。

三つ身のみ、しみ抜きが必要な汚れがあったようです。
添付された姿図によると、袖部分（裏地）に汚れがあったようですが、袖の汚れは気付かずに発送していました。
職人さんがしっかりと見られていることを実感しました。

しみ抜きの料金は1,320円とのこと。
クリーニング料金に追加で支払いが必要です。

しみ抜きをお願いする場合は、その旨を返信で連絡します。
返信しない（了承しない）場合は、しみ抜きの作業なしでクリーニングされるとのことです。
勝手に追加料金にされるわけではないので、安心ですね。
追加料金の支払いについては、クレジット決済以外に、コンビニ決済や代引きも可能とのこと。

しみ抜きをお願いするメールをすると、返信メールに、決済用のアドレスが記載されていて、簡単に手続きができました。
追加でカード決済をし、クリーニングの工程へと進みます。

※メールに添付されていた画像

きれいになった着物と被布が到着！

しみ抜き料金の追加支払いをした後、約50日後に、クリーニング完了のメール連絡がありました。
最終チェックの後（何もなければ2日後）に、佐川急便にて発送されるとのこと。
発送予定日と配送業者も明記してくれているのは、安心できますね。

また、荷物受け取り時間の指定が可能という点や、発送時に再度メールを送ってくれる点も、配慮がされていると感じました。

しっかりとした梱包に感激

クリーニングの注文をしてから、約3カ月後。
きものトトノエから、着物が帰ってきました。
厚みのある段ボールの大きな箱に、ビニールのカバーがされた状態です。

天地無用のシールもしっかり貼られていました。
箱のへこみや傷もなく、きれいな状態で届きました。

中には、明細書と着物・被布が。
緩衝材（プチプチ）で丁寧に包まれていて、 着物と被布はそれぞれきれいに畳まれ、たとう紙に包まれています。
これでもか！というくらいしっかり梱包されていて、大切に扱ってくださったことが伝わってきます。

被布のふっくらした感じが、たとう紙の様子から分かりますね。
念のため、中身も確認します！

きれいな状態です。

しみ抜き対応となった袖口も、きれいな状態でした。

まとめ

今回、子どもの七五三の着物（三つ身）と被布の2点を「きものトトノエ」の宅配クリーニングで丸洗いしていただきました。

かかった期間は約3カ月。
料金は、クリーニング料金（匠の診断付き）、着物のしみ抜きで、合計11,440円でした。
※送料が別途1,440円。

現在の申し込みページを見ると、納期を選べるようになっていました。
「超ゆっくり便」は、4カ月以内。このコースを選ぶとクリーニング料金から、220円引きに！
「お急ぎ便」は、着物到着後2週間以内。こちらを選ぶと1,100円追加料金が発生します。
急ぎでない場合は、超ゆっくり便にすると、少しお得にクリーニングしてもらえますね。

今回「きものトトノエ」を初めて利用しましたが、簡単にクリーニングの申し込みができ、メールも適宜いただけ、安心して利用することができました。
クリーニング後の着物もきれいな状態で届いたので、とっても満足しています！

子どもが七五三で着た大切な着物を、きれいな状態で保管することができるのは、嬉しいですね。
母や伯母から受け継いだ着物や帯もあるので、また「きものトトノエ」できれいにできたら…と思います。