マフラーはクリーニングに出すべき?料金&ポイントまとめ

マフラーはクリーニングに出すべき?料金&ポイントまとめ

寒い時期、首に巻くことで寒さを防ぐための防寒具がマフラーです。
さまざまなデザインや素材がありますが、シーズン終わりのお手入れに困っている方は多いのではないでしょうか。

特に、気に入っているものや高価なブランド物など、長く使い続けたいマフラーの扱いは悩みますよね。
そこで今回は、マフラーはクリーニングに出すべきなのか、クリーニングに出すときの料金やポイントなどをまとめてみました。

~ 目次 ~
1.マフラーはクリーニングに出した方がいいの?
2.マフラーのクリーニングにかかる料金は? カシミヤやファーは別料金?
3.マフラーをクリーニングに出すときのポイントとは?
4.まとめ

マフラーはクリーニングに出した方がいいの?

インターネットのアンケート調査(※)によると、クリーニングに身の回りのアイテム(家族分を含む。アイテム:ネクタイ、マフラー、スカーフ、ショール、帽子、手袋、バッグ、靴)を出す割合は、男性が33.2%、女性は36.7%でした。

その中でマフラーをクリーニングに出した人は、男性ではネクタイに次いで多い47%、女性では最も多い59%となっています。

(※)日本政策金融公庫 国民生活事業本部 生活衛生融資部「クリーニングに関する消費者意識と経営実態調査」2015年(全国の一般消費者 5,000 名を対象)

 

データからは、身の回りのアイテムをクリーニングに出す人は30~40%ほどで、アイテムの中ではマフラーが割と多くクリーニング出されていることが分かります。
身の回りのアイテムを出す人自体が30~40%ほどなので、マフラーをクリーニングに出す人はそこまで多くないことが分かりますよね。

クリーニングにマフラーを出す人は多くはないものの、結論からいうと、マフラーはクリーニングに出した方が良いです。
その理由はいくつか挙げられます。

マフラーにはさまざまな汚れが付着している

「そもそも、マフラーは洗うべきものなの?」と思っている方もいるかもしれません。
実は、マフラーは意外に汚れているものなんです。

冬だから汗をかかないというわけではありません。 マフラーは首に直接巻くものですから、衣類同様、汗や皮脂などが付着しています。 皮脂腺は顔や首などに多いため、見た目以上に汚れている可能性があります。

女性であればファンデーションや口紅などのメイク汚れ、男性でもワックスやスタイリング剤などによる汚れが生じます。

それ以外にも、外出時には埃や塵、花粉、雑菌、食べこぼし、飲みこぼしなどの汚れが付くと考えられます。 マフラーを清潔に保つためにも、クリーニングに出した方が良いでしょう。

マフラーが肌荒れやアレルギーの原因になることも

もしマフラーをしている時期に、顔や首まわりにニキビや肌荒れが起きた場合は、マフラーの汚れが原因かもしれません。
なぜなら、マフラーに付着した汚れで細菌が繁殖すると、肌が炎症を起こしてしまうからです。

また、マフラーの素材には埃が付きやすいものが多く、花粉やダニ、髪の毛などのアレルゲンがたくさん付いている可能性があります。 アレルギーの程度によっては、全身に症状が出るアナフィラキシーを引き起こすことがあるため注意が必要です。

マフラーは自宅での洗濯が難しい

マフラーをクリーニングに出した方が良い理由の一つが、自宅での洗濯が難しいということにあります。

洗濯表示が「水洗い不可」になっている場合、水を使うことができません。 ウールやカシミヤ、レーヨン、シルクなどの素材は水に弱い性質をもっています。 下手に水洗いをすると生地が傷む、縮む、本来の質感が損なわれるなどダメージを与えてしまいかねません。

水洗い不可のアイテムの場合、クリーニングでは「ドライクリーニング」と呼ばれる方法でマフラーを洗います。 水のかわりに溶剤を使用するため洗い上がりが美しく、デリケートな素材でも安心です。

ただし、ドライクリーニングは皮脂など油性の汚れには適していますが、汗などの水溶性の汚れを落とすのには不向きです。
そのため、クリーニング店でドライクリーニングと水洗いを併用するクリーニング方法をお願いするようにしましょう。

マフラーのクリーニングにかかる料金は?カシミヤやファーは別料金?

店舗や地域によって差があるものの、マフラーのクリーニングにかかる費用の相場は500~600円程度です。

一般的に「長辺150㎝以下、短辺40㎝以下」がマフラーと定義されています。 規定を超えるとショールやストール扱いになり、料金が200~300円程度高くなる傾向にあります。

素材によっては基本料金に追加料金が発生することがあるので事前に確認しておきましょう。

高級素材によって追加料金が発生することも

追加料金が発生する可能性が高いのは、カシミヤ、アンゴラ、モヘア、シルク、合皮、麻、アルパカなどの素材です。 これらは“デリケート素材”“上質素材”として扱われ、通常のクリーニングと差別化されます。 素材に適した工程や時間の調節をおこない、より丁寧な作業が必要となるためです。

また、高級素材の割合によって追加料金が設定されている店舗もあります。

(例)
A社:高級素材が30%以上の場合は+200円の追加料金
B社:高級素材が50%以上の場合は+400円の追加料金
C社:高級素材が1%でも含まれていたら追加料金が発生する

マフラーをクリーニングに出すときは、カシミヤなどの高級素材が何%含まれているかという点に注意しましょう。

リアルファーは高額な傾向にある

ファーマフラーはファーの種類によって特別料金になることがあります。 本物の動物の毛皮でできたリアルファーです。 特殊な手入れが必要となり、6,000~10,000円程度と相場が高めの傾向にあります。

一方、人工毛皮のフェイクファーは、通常のマフラーと同じ扱いになることが多いため、特別料金にならない可能性が高いです。
フェイクファーの素材の多くは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を用いています。

マフラーをクリーニングに出すときのポイントとは?

これまでマフラーをクリーニングに出したことがないという方は、いつどのように出せばいいのか判断に迷う所でしょう。
ここでは、マフラーのクリーニングにおいて押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

衣替えのシーズンに出す

マフラーをクリーニングに出すタイミングは、シーズンの終わりがベターです。 クリーニング後に一度でも使用してしまうと汚れが付着してしまい、保管している最中に汗ジミや黄ばみが発生してしまったり虫食いが起きたりしやすくなります。

マフラーに付着する汗や皮脂、食べ物や飲み物といったタンパク質の汚れは害虫の好物です。 そもそも、カシミヤなどの動物性繊維自体にタンパク質が含まれているため、マフラーは年間を通したメンテナンスが必要と考えられています。 次の冬まで使わないと決めたときにクリーニングに出すようにしましょう。

使用頻度の高いマフラーで汚れが気になる場合は、月に1回程度クリーニングに出すと良いです。 あまり頻繁に洗うと素材への負担が大きいため、シーズン中は何本かのマフラーを使い分けるのがおすすめです。

特殊加工の利用を検討する

通常、マフラーはドライクリーニングとなりますが、状態によって特殊加工(オプション)を追加することをおすすめします。

例えば、化粧品やヘアケア剤、食べ物などの臭いが気になる場合、消臭加工を加えることで繊維の中に入り込んだ不快な臭いが除去できます。
動物性繊維のマフラーで虫食いが心配な場合、防虫加工を施すことでリスクを抑えることが可能です。 いずれも料金の相場は300円程度となります。

さらに、汗や調味料、アルコールなど不溶性の汚れを落としたい場合、ウェットクリーニングが有効です。 本来は水洗いできないものに水を使用するため、高度な技術を必要とします。 大切なマフラーをウェットクリーニングに出すときは店舗選びを慎重におこないましょう。

まとめ

マフラーは肌に触れるため意外と汚れています。 長く快適に使い続けるには、クリーニングは必須なので、シーズンが終わったらクリーニングに出すことをおすすめします。 頻度は汚れが少ない場合は1シーズンに1回が目安です。汚れが気になる場合は月に1回程度のクリーニングを。もちろん、食べこぼし・飲みこぼしなどで汚れた場合は、すぐにクリーニングするようにしましょう。

また、ドライクリーニングでは汗などの水溶性汚れは落ちないので、水洗い(ウェットクリーニング)も追加するようにしましょう。

その他、防臭・防虫などの加工が可能なクリーニング店もあるので、希望に合わせてオプションを追加するのもおすすめです。

カシミヤやリアルファーなど、高級素材を使用している場合は特別料金になる可能性が高いので、クリーニング料金を確認してくださいね。

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