自分で洗える?カーペットの汚れの落とし方
足元に敷くカーペットは汚れやすいアイテムです。とくに、ダイニングテーブルの下、リビングのソファの下に敷いているものは、どんなに気を付けていても、食べ物や飲み物をこぼしたり…と、汚れる可能性大。今回はカーペットの汚れを落とす方法をチェックしておきましょう。
カーペットの汚れにはどんなタイプがある?
カーペットの汚れを大きく分けると、水溶性・油性・その他の3つになります。それぞれ適した方法で対処することで、汚れをキレイに落とすことができるので、いざという時に備えて覚えておくと便利です。
また、どの汚れに対しても言えることは、汚れたら放置せずにすぐに対処すること。水分はすぐにふき取り、固形物はすぐに取り除きます。この時にゴシゴシこするのは絶対にNG。汚れが繊維の奥に入り込んでしまったり、シミが広がったりする原因になります。
水溶性の汚れの落とし方
水溶性の汚れは、お茶・ジュース・牛乳・お酒などの飲み物、しょう油・ソース・ケチャップ・ジャムなどの調味料、飴・アイスクリーム・ゼリーなどのお菓子、水性インク・墨汁などです。
これらの汚れを落とすには、台所用洗剤が便利。ぬるま湯に台所用洗剤を溶かし(100mlに対して5~6滴程度)、雑巾に含ませます。そして、汚れの外側から中心に向かってたたきながらふき取ります。※牛乳の汚れはお湯を使うと凝固してしまうので、水で行いましょう。
水溶性の汚れでも、チョコレート・コーヒー・紅茶・緑茶・ワイン・血液・嘔吐物などは、水に溶かした中性洗剤(100mlに対して5~6滴程度)に、さらにアンモニア水2~3滴を加えたもので落とすと効果的です。使用する場合は、色落ちに注意しながら、よく換気をして行いましょう。
汚れが落ちたことを確認できたら、水ぶきをします。強くこすらず、表面を軽くぬぐうようにして洗剤を落とすのがポイント。洗剤を落としたら、乾いた雑巾で水分を取ります。
油性の汚れの落とし方
油性の汚れは、食用油・バター・マヨネーズなどの油類、卵、油性インク・ペンキなどの油性塗料、靴墨などです。
これらの汚れを落とす場合はベンジンを用意しましょう。ベンジンを雑巾に付けて、汚れの外側から中心に向かってたたきながら汚れを落としていきます。
その後、中性洗剤を水に溶かし(100mlに対して5~6滴程度)、同じように汚れの部分をたたきます。
汚れが落ちたら、カーペットの水ぶきをし、水分をふきとって完了です。
泥の汚れの落とし方
もしも泥が付いてしまった場合は、スプーンやヘラなどを使い取り除ける限りの泥を除去します。
その後、ドライヤー(冷風)でゆっくりと乾かし、奥の方まで乾くようにしばららく自然乾燥させます。
しっかりと泥が乾いたら、ブラシで泥をほぐしてから掃除機で吸い取ります。シミが残ってしまった場合は、水溶性と同じ方法で汚れを落とせばOKです。
ガムがついてしまったら
ガムがついてしまった場合は、氷か保冷剤を用意しましょう。ガムの上から氷や保冷剤で冷やし固め、ガムが完全に固まったら、ヘラ等でカーペットからゆっくりとはがします。
処置をする前にガムを無理にはがそうとすると、カーペットの繊維もはがれてしまう可能性もあるので、気を付けましょう。