赤ちゃんを虫刺されから守るには?刺された時はどうする?
赤ちゃんの虫刺されは、赤く腫れかゆみを強く伴いやすい傾向があります。
虫に刺されたら放置せず適切な処理が必要なので、肌ダメージを引き起こす前に対処しましょう。
今回は、赤ちゃんを虫刺されから守るための対策方法や、虫に刺されたときにすぐできる対処について詳しく解説します。
- ~ 目次 ~
- 1. 赤ちゃんは虫刺されが多い!原因は?
- 2. 赤ちゃんを虫刺されから守る対策方法
- 3. 赤ちゃんの虫刺されは腫れやすい!?今すぐできる対処法
- 4. 赤ちゃんが使う虫刺され薬の選び方
- 5. まとめ|赤ちゃんの虫刺されは肌を考えた対処法をしよう
赤ちゃんは虫刺されが多い!原因は?
虫刺されと言えば「蚊」。
蚊は汗や人の体温に反応して近づいてくる性質があります。
赤ちゃんは大人より体温が高く汗をかきやすいため、蚊を引き寄せやすいのです。
また、赤ちゃんは肌が白くてデリケートなので目立ちやすいのも関係しています。
赤ちゃんの虫刺されは多くのパパママが体験するトラブルのひとつです。
赤ちゃんの虫刺されは、蚊だけではありません。
「ハチ」や「ダニ」といった虫にも刺されます。
まだ自分で歩くことのできない赤ちゃんは、ハチに刺されそうになっていても自分で追い払うことができません。
そのため、散歩中や野外でバーベキューやキャンプなど大人が目を話したすきに、ハチに刺されてしまう可能性もあるでしょう。
ハチに刺されると痛みによる大泣きや腕の腫れでわかります。
アナフィラキシーショックなどの心配もあるため、散歩などで外出するときはハチ対策することをおすすめします。
また、高温多湿を好むダニによる虫刺されも、赤ちゃんは引き起こしやすいです。
ダニと言えば梅雨などジメジメした季節に繁殖するように見られますが、冬でも暖房などにより室内にはダニがいます。
ダニにも種類があるのですが、中でも人を刺すダニと言われるのが「ツメダニ」と「イエダニ」です。
どちらも小さいためどこで繁殖しているのかわかりづらいのですが、布団やまくらなどは繁殖しやすい環境のため、床よりもたくさん存在する確率が高いです。
赤ちゃんがダニに刺されると、ニキビのように赤く吹き出物ができるため、かゆみなどを感じてるようなら皮膚科を受診しましょう。
赤ちゃんを虫刺されから守る対策方法
赤ちゃんが虫に刺されないために、日頃からさまざまな対策をすることが大切です。
ダニの場合はこまめな掃除や除湿機などで湿度管理することもいいですが、ダニ以外の虫から守るためにも対策が必要です。
蚊取り線香
蚊取り線香には殺虫成分である「プレスロイド」が含まれています。
このプレスロイドは化合物ですが、健康に影響を与える有害物質ではありません。
正しい使い方をすれば、一般的な蚊取り線香を赤ちゃんがいる部屋で使っても大きな問題はないのです。
とはいえ、化合物の殺虫成分が含まれていると言われると、赤ちゃんの近くで使うのを考えてしまいますよね。
赤ちゃんのいる家庭は、天然素材で作られた蚊取り線香がおすすめです。
虫が嫌う植物由来で作られているため、赤ちゃんの近くで蚊取り線香を使っても大きな心配がありません。
アロマやハーブ
アロマやハーブはリラックス効果がありますが、虫にとって嫌いな臭いがあるのです。
アロマやハーブに使われる植物は自然由来なので、赤ちゃんの虫刺され対策におすすめです。
虫が苦手なアロマやハーブは次のようなものです。
・ラベンダー
・ゼラニウム
・レモングラス
・レモンユーカリー
・シトロネラ
蚊取り線香が苦手という人は、虫が苦手なアロマで赤ちゃんの身を守るのもおすすめです。
蚊帳(かや)
朝起きたら赤ちゃんが虫に刺されていた!というケースも多いです。
蚊帳があれば虫が眠っている赤ちゃんの近くに寄りつきません。
蚊帳にはさまざまなサイズがあるため、ベビーベッドで赤ちゃんが眠っているなら、ベッドがすっぽり入るサイズにしましょう。
また、家族みんなで眠っているなら、布団全体を覆う蚊帳がおすすめです。
布団を天日干しする
赤ちゃんが室内で虫刺されする原因の多くは「ダニ」です。
ダニは湿度の高い場所を好むため、布団などに多く生息します。
布団を天日干しすることでダニは死滅すると言われていますが、短時間では効果が期待できません。
ダニが死滅する温度は50℃なので、天日干しするならよく晴れた日に30分以上干す必要があります。
布団の中心部まで温度が高まるように、できるだけ長い時間帯の天日干しをしましょう。
赤ちゃんの虫刺されは腫れやすい!今すぐできる対処法
赤ちゃんの肌はデリケートなため、虫に刺されてしまうと赤く腫れ上がる可能性が高いです。
もし、赤ちゃんが虫に刺されてしまったときは、放置せずキレイな水で虫刺され部分を洗いましょう。
キレイに洗い流したら、虫刺され用の薬を塗ります。
しばらくの間、虫刺され跡はかゆみを伴いやすいです。
何度もかきむしってしまうと、とびひなど発症する可能性があるため、赤ちゃんが肌をかかないように注意しましょう。
かきむしり防止として、虫に刺された部分に包帯を巻いたり手にミトンを付けるなど、対策するのがおすすめです。
赤ちゃんが使う虫刺され薬の選び方
虫に刺されたとき、多くの人はかゆみを鎮める薬を塗ります。
大人が使う虫刺され薬は、清涼感やエタノール成分が多く含まれているため、赤ちゃんへの使用をおすすめしません。
赤ちゃんの虫刺され薬は「ステロイド成分なし」「無香料/無着色」「肌にしみない」のものがおすすめです。
虫刺され薬によって、使用できる月齢が異なります。
使用の対象年齢に合わない薬を使うと、肌のかぶれやかゆみを強くする可能性があるため注意が必要です。
まとめ|赤ちゃんの虫刺されは肌を考えた対処法をしよう
赤ちゃんが虫に刺されないために、蚊帳やアロマなど健康面を考えた対策をしましょう。
また、虫に刺されてしまったときは水で洗い、虫刺され用の薬でかゆみを鎮めることが大切です。
患部をかきむしってしまうと「とびひ」などを発症するため、虫に刺された部分を触らない対策が必要です。
赤く腫れ上がっているときは、病院を受診することをおすすめします。