洗濯機の槽洗浄コースとは?使い方やメリットを紹介

皆さんは、ご家庭にある洗濯機の機能を把握していますか?
最近の洗濯機はたくさんの機能がついています。
「知らない機能は使ったことがない」という人も多いはず。

しかし、せっかくついている洗濯機の機能は使うべき!
特におすすめしたいのが「槽洗浄コース」です。

ここでは、洗濯機の槽洗浄コースについてまとめてみましょう。

槽洗浄コースってどんな機能なの?メリットは?

最近の洗濯機には「槽洗浄コース」という機能がついています。
この槽洗浄コースとは、洗濯槽を洗浄するコースのこと。
衣類を入れずに、洗剤を使って洗濯槽をお手入れしていきます。

洗濯槽は、カビが繁殖しやすい場所。 定期的に洗浄することで、雑菌やカビの繁殖を防ぐことができますよ。
また、雑菌やカビの繁殖を防ぐことで洗濯物の生乾きの臭い対策にもつながるというメリットがあります。

どのくらいのタイミングで槽洗浄をすればよいの?

「槽洗浄を行うタイミングがよく分からない…」という人は多いでしょう。
基本的に、月1回が目安になります。
1ヵ月経つと、洗濯槽には汚れやカビが蓄積して固まってしまいます。
そうなると、槽洗浄で除去するのが難しくなるため、毎月定期的に行いましょう。

基本は1ヵ月に1度ですが、カビや臭いが気になったらその都度行うのがベスト。
臭いがするということは、カビや雑菌が増殖している可能性が高いです。
汚れ、カビ、臭いに気づいたらすぐに行いましょう。

槽洗浄コースは面倒?!どれくらいの時間がかかるの?

洗濯機に槽洗浄コースの機能がついている場合、洗浄はとても簡単です。
コースボタンを押すだけでOKなので、面倒なことは1つもありませんよ。

槽洗浄コースにはいくつかの時間設定があるのが一般的。
メーカーや機種によっても違いますが、基本的には短時間と長時間の2種類です。
3時間、11時間で設定されている場合が多いですよ。

この時間の違いは、「つけおきする時間」です。
3時間コースの場合はつけおきする時間が短く設定されていますので、時短できれいにしたい場合におすすめ。
定期的な洗浄をする際には、3時間コースで十分ですよ。

一方、11時間コースは、黒カビが発生してしまった時におすすめ。
また臭いが気になった時も、11時間コースでしっかり洗浄しましょう。

槽洗浄コースでは、どんな洗剤を使うの?

槽洗浄コースで洗濯槽洗浄をする場合、どんな洗剤を使用するのか気になりますよね。
使用できる洗浄剤は

・塩素系クリーナー
・酸素系クリーナー
・重曹

の3種類です。

塩素系クリーナーは3つの洗浄剤の中で最も洗浄力が強いです。
殺菌作用もありますし、カビをしっかりと除去してくれますよ。

ただツンとした臭いがあり、肌への刺激も強いのがデメリット。
肌が弱い方や小さいお子さんがいるご家庭には向きません。

酸素系クリーナーは、肌に優しく、ツンとした刺激臭がありません。
ただ塩素系クリーナーに比べると殺菌力は劣ります。
安心して使用できますが、使用するのに置き時間が長くなり手間がかかります。

重曹は、臭いもなく、刺激も少ない洗浄剤です。
消臭効果があり、肌に優しいので小さいお子さんがいるご家庭でも安心です。
しかし、洗浄力は3つの中で一番弱いため、カビがひどい時にはおすすめしません。

カビや臭いが気になる時には、洗浄力が強い「塩素系クリーナー」がおすすめですよ。

実際に使ってみよう!槽洗浄コースの使い方をレクチャー

槽洗浄コースの使い方をまとめてみます。

1、塩素系クリーナーなどの洗剤を入れる
洗濯槽に塩素系クリーナーなどの洗剤を入れます。

2、給水する
水かお湯を給水します。
洗浄力を高めたいのであればお湯がおすすめ。
お湯の温度は45~50℃程度にしましょう。

塩素系クリーナーは85℃以上で塩素が分解され、塩素ガスが発生してしまいます。
塩素ガスは人体に有害なので、熱湯はくれぐれも使わないでくださいね。

3、槽洗浄コースを選択する
洗濯機の「槽洗浄コース」ボタンを押し、時間を設定して、スタート!

槽洗浄をした後のメンテナンスってどうやってするの?

槽洗浄をした後は、どのようにお手入れすればよいのでしょうか?
まずは、洗剤が届きにくい部分をタオルや雑巾で拭いていきます。
パッキンや蓋の裏側、溝などは要チェック。
ゴミや洗剤などが付着しやすいので、しっかりと汚れを取り除きましょう。

また、洗剤投入口、糸くずフィルター、乾燥フィルター、排水フィルターも掃除します。
これらの部分は汚れやすく、汚れていると洗濯物に臭いがついてしまうことも。
パーツを外して歯ブラシなどでこすり洗いをすればきれいになります。
汚れが落ちにくい場合には、台所用中性洗剤を使用してみましょう。

もう1つ、洗濯機の下の洗濯パンの掃除もお忘れなく。
洗濯機パンにはほこりや髪の毛などがたまりやすいです。
いらないストッキングをハンガーに巻き付けてさっと拭くだけでOK。
洗濯機を動かすのは面倒ですが、この方法なら、らくちんですね。

まとめ

洗濯機の機能の1つ「槽洗浄コース」は、衣類ではなく洗濯槽を洗浄するもの。
カビが繁殖しやすい洗濯槽をきれいに保つために、月に1回は利用しておきたい機能です。
洗濯槽クリーナーや重曹を使って、槽洗浄を行いましょう。

雑菌やカビの繁殖を防ぐことで、洗濯物の生乾きの臭い対策にもつながります。
「洗濯後の衣類の臭いが気になる」という時は、洗濯槽の洗浄をしてみてはいかがでしょうか。

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