マタニティ下着はいつから?妊娠中は使用した方がいい?
妊娠中はお腹の赤ちゃんの成長とともに、お腹もどんどん大きくなっていきます。
そんな時、マタニティ下着を着用することで、体型の負担をカバーできます。
普段使っている下着も着用できないわけではないので「本当に必要なの?」と疑問に思う人も多いでしょう。 そこで今回は、マタニティ下着の必要性や使う時期、選び方などについて解説します。
- ~ 目次 ~
- 1. マタニティ下着の必要性は?
- 2. マタニティ下着はいつから使う?
- 3. 妊娠週数に合わせてマタニティ下着も変えるべき?
- 4. マタニティ下着の選び方は?
- 5. まとめ|マタニティ下着は体型に合わせた着用がおすすめ
マタニティ下着の必要性は?
マタニティ下着は、普段着けているブラジャーやショーツと違い、贅肉の補正などをするのが目的ではありません。
妊娠中から産後の期間、大きくなるバストやお腹をしっかり守り、サポートするために設計されています。
妊婦向けの下着の大きな特徴は、血行や乳腺の発達を妨げないように、体を締めつけない工夫が取り入れられているという点。
また、妊娠中は肌が乾燥しやすく、ちょっとしたことで刺激を受けやすいことから、肌にやさしい素材で作られているのも特徴です。
マタニティ下着は、妊娠中に日々変化する体型に合わせ、考えられた下着なのです。
マタニティ下着はいつから使う?
マタニティ下着を使い始める時期に決まりはありません。
妊娠初期から使えるものがあるため、妊娠3カ月あたりから切り替える人が多いです。
お腹の大きさやバストやヒップの体型変化は個人差があるため、妊娠初期から使えるマタニティ下着でも大きく感じることがあるでしょう。
初めは体型に合わず違和感あるかもしれませんが、妊娠中の体型を細かく考えて作られているため、起きている間や寝ている間どちらも快適に過ごせるようになります。
妊娠週数に合わせてマタニティ下着も変えるべき?
マタニティインナーは、妊娠週数によって着用するアイテムを変えると、身体もラクに過ごせます。
妊娠初期用のアイテムを臨月まで着用するのは、ちょっと無理がありますよね。
ここでは妊娠週数別で着用するマタニティインナーについて紹介します。
妊娠初期(妊娠2~4ヵ月)
【必要なマタニティインナー】
- ノンワイヤーブラ
- マタニティハーフトップブラ
- マタニティショーツ
妊娠初期は母乳を作るために、乳腺が発達してバストが大きくなります。
バストアップは個人差がありますが、妊娠前に比べて3分の2~1カップ大きくなる人もいます。
また、乳首周りやバスト周辺の皮膚が敏感になり、下着の素材によってチクチク感じることもあるでしょう。
妊娠中期(妊娠5~7ヵ月)
【必要なマタニティインナー】
- ノンワイヤーブラ
- マタニティハーフトップブラ
- マタニティショーツ
- 妊婦帯
お腹の赤ちゃんがどんどん大きくなり、ぽっこりお腹が目立ってきます。
大きなお腹を支えるため、横から体型を見るとエビ反りのような体型で腰の負担が大きくなります。
急激な体型の変化により骨盤のゆがみも出てくるため、お腹をすっぽり包むショーツや1~2カップ大きくなるバストに合わせたブラジャーが必要です。
妊娠後期(妊娠8~10ヵ月)
【必要なマタニティインナー】
- ノンワイヤーブラ
- マタニティハーフトップブラ
- マタニティショーツ
- 産褥ショーツ
- 妊婦帯
妊娠初期に比べるとバストが2~3カップも大きくなり、同時にお腹とお尻の大きさも目立ってきます。
普通のブラやショーツでは小さいため、バストやお尻をすっぽり包んでくれる大きめのマタニティインナーが必要です。
産褥ショーツは出産後すぐに利用すると思われていますが、妊婦健診で受診回数が増える妊娠後期から利用すると便利です。
マタニティ下着の選び方は?
マタニティ下着は妊娠周期の体型に合わせて選ぶのがポイントです。
マタニティ用ブラやショーツとはいえ、商品によってさまざまなタイプがあります。
マタニティブラとマタニティショーツのタイプ別で、特徴や選び方のコツをご紹介します。
マタニティブラジャー
【選び方】
- アンダーバスト部分に伸縮性がある
- 素材は保湿力があり肌に優しい綿100%
- バストのカップに合わせホックで微調整できる
妊娠中の胸は普段と違い、バストの下側からワキにかけて外側に大きくなります。
胸のカップ部分だけではなくアンダーバスト(カップの下ライン)の締めつけ感も気になる人が多いので、目的に合わせて選ぶと失敗しません。
種類 | 締めつけ感 | ワイヤー | ホック | おすすめの人 |
---|---|---|---|---|
ハーフトップブラ | なし | なし | なし | ・敏感肌が気になる ・締めつけが苦手 ・手軽に着用したい |
ノンワイヤーブラ | 普通 | なし | なし/あり | ・ワイヤーが苦手 ・開放的なブラがいい ・デザイン性も求めている |
ワイヤーブラ | あり | あり | あり | ・バストの垂れが気になる ・仕事や外出が多い |
マタニティショーツ
【選び方】
- ウエスト周りの伸びが良いもの
- レースが肌に直接触れないもの
- 脚部分の口が広いもの
- クロッチ部分の素材は綿100%で白地
妊娠週数に合わせて子宮がどんどん膨らんでくるため、お腹周りを圧迫しないマタニティショーツを選びましょう。
また、妊娠中は肌がとても敏感になるため、レースやリボンなど装飾が肌に直接触れるタイプはおすすめできません。
ショーツの汚れが目立たないようにクロッチ部分は黒っぽいタイプが人気ですが、妊娠中は出血やおりものなど体調の変化がすぐわかる白地を選びましょう。
種類 | 締めつけ感 | 冷え対策 | ずり落ち防止 | おすすめの人 |
---|---|---|---|---|
浅履きショーツ | なし | 普通 | なし | ・お腹周りをスッキリしたい ・締めつけ感が苦手 ・ズボンからはみ出したくない |
深履きショーツ | なし/普通 | あり | なし/あり | ・お腹の冷えが気になる ・ずり落ちが心配 ・1着ですべてカバーしたい |
V字型クロスショーツ | あり | 普通 | あり | ・ゴムの食い込みが苦手 ・手軽に着用したい ・着崩れを気にしたくない |
まとめ|マタニティ下着は体型に合わせた着用がおすすめ
妊娠周期に合わせて、さまざまなマタニティ下着が用意されています。
妊娠後期に向けて体型がどんどん変化していき、乾燥肌や敏感肌も目立つようになります。
マタニティ下着は、変化する体型のカバーだけではなく肌トラブルを軽減するためにも、妊娠がわかった時点で検討することが理想的です。