色移りは漂白剤で洗ってもなかなか落ちない!? 正しい対処法とは?
こんにちは、宅クリ編集部のなみです。
友人と家事の話をしていたら「洗濯物の色移りで失敗してしまった」という話題が上がったので、体験談を教えてもらいました。
今回は、友人の体験談と、色移りのトラブルの対処法をまとめました。 参考にしてくださいね。
- ~ 目次 ~
- 1. 【服の色移り失敗談】色移りした服をワイドハイターに浸した結果…
- 2. 白い服に色移りした時の正しい漂白の方法とは?
- 3. どうしても色移りした衣類をもとどおりに戻したい場合
- 4. 服の色移りを防ぐには?
- 5. まとめ
【服の色移り失敗談】色移りした服をワイドハイターに浸した結果…
現在結婚4年目、結婚してからは毎日洗濯しているため、今はほとんど失敗はせずに洗濯が出来ていますが、結婚して間もない私がまだ23、4歳のころは失敗ばかりしていました。
結婚するまでは実家暮らしだったため、自分で洗濯することがほとんどありませんでした。そのため、洗濯するたびに洗濯表示を確認する必要があることを知りませんでした。
なので、昔は洗濯表示を確認せず、ウールの洋服を普通の洋服と一緒に標準で洗濯機で洗ってしまったり、クリーニングに出さないといけない洋服を洗濯機で洗ってしまったりと失敗の連続で、そのたびに主人にこっぴどく怒られていました。
それからは、洗い方に迷う服は必ず洗濯表示を確認するよう主人に言われ、確認する癖がつきました。そして、洗濯での私の一番の失敗は、私の白いタートルネックと濃いピンク色のタオルを一緒に洗濯機で洗ってしまったことです。
タートルネックは薄手のニット素材で、洗濯表示を確認した際に、ウールでもなく、クリーニングに出さないといけない服でもなかったため、自宅で普通に洗えると思いネットに入れ、そのまま洗濯機に入れてました。
濃いピンク色のタオルも普段自宅で普通に洗濯機で洗っていたので、何の疑問も持たず、気にせず一緒に洗濯機に放り込んで、すずき一回OKな洗剤と柔軟剤で洗いました。
どちらとも普段洗濯機で普通に洗って問題がなかったため、失敗するなど思ってもみませんでした。洗濯が終わり、干そうと洗濯機からタートルネックを出してみると、白かったタートルネックが薄っすらとピンクがかっていました。
最初はピンク色になっていることにびっくりし、なにが起こっているのかわからず理解できませんでした。慌ててタートルネック以外の洗濯物を確認すると、そこには一緒に洗ったピンク色のタオルがあり、よくよく考えるとこのタオルが色落ちしたのが原因だということに気がつきました。
洗濯をするときに、私の頭の中には白いものと色の濃いものを一緒に洗うと、色落ちするという発想が全くありませんでした。この失敗をしたことによって初めて色の濃いものと白いものを一緒に洗うと、濃いものが色落ちをし白いものが変色してしまうため、絶対に一緒に洗ってはいけないということを学びました。
買ってまだ数回しか着ていないお気に入りのタートルネックだったので、色落ちに気づいたときはとてもがっかりしました。どうしても洗濯する前のような白かったタートルネックに戻したい、ついたピンク色を落としたいという気持ちが強くなり、どうにか元に戻せないかと考えました。
そのときに、ワイドハイターに浸ければ白くなるのではないかと思いつき、早速試してみました。洗濯機の中に水をはり、その中にネットに入れたタートルネックとワイドハイターを入れ、しばらく浸けておき、再度タートルネックだけを洗濯してみましたが、ピンク色は落ちませんでした。
根気強くそれを2、3回繰り返しましたが、それでもピンク色は全く落ちないままでした。主人にバレたくないと思い、色落ちして変色してしまったことはもちろんのこと、主人には内緒でしかたなくお気に入りだったタートルネックを捨ててしまいました。
それからというもの、私は白いものと色の濃いものが洗濯かごに一緒に入っているときには細心の注意をはらい、洗濯する際は必ず別々に洗うようにしています。
これを機に失敗がほとんどなくなりました。この失敗があったからこそ、色の濃いものを洗濯する際の注意するべきところを学べました。
そして、もう一つは色落ちして変色させた服が主人のではなく、自分の服で本当によかったなと思いました。
白い服に色移りした時の正しい漂白の方法とは?
友人にまとめてもらった体験談、いかがでしたか?
もしかしたら、同じような体験をされた方もいるのではないでしょうか。
色移りした後に、ワイドハイターで何度も漂白にチャレンジしたものの色が落ちなかったのは、とても残念だったそうです。
気になるのは「白い服に色移りしてしまった場合、どうするのが正解なのか」ですよね。
白い服に色移りした時の正しい漂白の方法について、リサーチしポイントをまとめたので参考にしてくださいね。
【白い服に色移りした場合の対処法】
色移りしたらできる限り早く、色を落とす行動をとることが大切です!
可能であれば色が移ってすぐに、衣類が乾く前に行いましょう。
すぐに対処できる場合
①通常の衣類用洗剤(色落ちした時に使ったものか、より洗浄力の高いもの)を使い、お湯で30分~2時間ほど漬け置きをする。
※水温が高い方が色を落としやすい!ただし、洗濯表示で使用できる水温をチェックし、その温度を超えないようにすること。
※普通の洗剤だけでは心配な時は、酸素系漂白剤(ワイドハイター等)を加えて漬け置きを。
②色が落ちたら、きれいな水ですすぐ。
③色が落ちなかった場合、しっかりすすいでから、塩素系漂白剤で漂白する。
★塩素系漂白剤を使う場合の注意★
※酸素系漂白剤を使った場合、塩素系漂白剤と混ざると危険です。必ずしっかりと洗ってから、塩素系漂白剤を試してください!
※素手で触れたり、目に入ったりしないように注意しましょう。
※塩素系漂白剤は白い衣類にしか使えません。
※素材によっては傷んでしまう可能性もあるので、洗濯表示を確認しましょう。
すぐに対処できなかった場合
白い衣類の場合は、塩素系漂白剤や還元系漂白剤で漂白することができます。
色移りした衣類を、適量の漂白剤を溶かした温水に漬け置きして、漂白しましょう。
ただし、オフホワイトや生成りの素材は本来の色味が変わってしまうので、本当に真っ白の衣類に限られます。
また、衣類の素材によっては塩素系漂白剤や還元系漂白剤が使えない場合があります。 塩素系漂白剤は、毛・絹・ナイロン・アセテート・ポリウレタン、金属製の付属品がついた衣類には使えません。
還元系漂白剤は、絹・ウールに使えないことが多いですが、花王の白物衣類専用のハイドロハイターの場合、木綿・麻・ウール・絹にも対応しているので、衣類の素材をチェックして使用してください。
どちらも強力な漂白剤なので、素手で触れたり、目に入れたりしないようにしましょう。
また酸素系漂白剤と混ざると危険なので、絶対に混ざらないようにしましょう。
漂白剤の使い方についての詳しい情報はこちらの記事「漂白剤を使って、ガンコな汚れやシミをすっきり落とす!」をチェックしてくださいね。
どうしても色移りした衣類をもとどおりに戻したい場合
とても大切な衣類で「何としてでも、もとどおりの色にしたい」という場合は、プロに相談してみましょう。 宅配クリーニングの会社の中で、衣類の復元・修復に強いのは「キレイナ」です。 色移りのオプションは、5㎝未満で1800円。半身~全体は9000円。 大切な衣類で失敗したくない場合は、早めに依頼してきれいに修復してもらいましょう。
服の色移りを防ぐには?
洗濯物の色移りのトラブルは、起きてから対処するのは大変!
とくに白い衣類への色移りは、致命的ですよね。
そこで、服の色移りを防ぐ方法をまとめました。
【色移りを防ぐ方法】
・色物と白い衣類は分けて洗う!
・エマール、アクロンなどの中性洗剤を使う。
・お湯で洗濯しない。
・洗濯ネットを使う。
色移りは、色物と白い衣類(薄い色の衣類)を一緒に洗うと大きなトラブルになりがち。
最初から分けて洗うのが、一番の対策になります。
少し面倒ですが、色移りしてほしくない白い衣類は、白い衣類のみで洗うようにしましょう。
洗剤ですが、洗浄力が高い洗剤を使うと色落ち&色移りしやすくなります。
デリケートな素材にも使える中性洗剤(エマール、アクロンなど)を使うと、普通の洗剤よりは色落ち・色移りを抑えられます。
ただし、全く色落ちしないわけではないので、濃い色のアイテムは要注意です。
もうひとつ気を付けたいのが、水温。
洗剤は水温が高いと汚れを分解する反応が良くなります。
汚れ落ちを良くするには、水温を高くすると良いのですが、色落ちもしやすくなるので注意が必要です。
お風呂の残り湯を使って洗濯している場合は気を付けてくださいね。
また、夏場は水道水でも水温が高くなっていることもあるので気を付けましょう。
色落ち・色移りを防ぐには低めの水温で洗うこともポイントです。
白い衣類と色柄物をどうしても同時に洗いたい場合、洗濯ネットの活用も有効です。
衣類同士が洗濯や脱水で絡まると、その時に色移りする可能性もあります。
そのようなトラブルを防ぐためにも、洗濯ネットを活用しましょう。
ただし100%色移りを防げるわけではないので、注意してくださいね。
まとめ
衣類の色移りを防ぐには、色柄物と白い衣類を分けて洗うのが一番の防衛策になります。
色が移ってしまった場合は、濡れているうちに通常の衣類用洗剤で漬け置き洗いをするか、漂白剤を使って漂白をします。
それでも落ちない場合は、プロに依頼しましょう。
衣類に色移りしてからの処置は大変で、素人には難しい場合もあるので、洗濯時に色移りしないように注意して洗うことが大切です。
対策としてできることとしては「中性洗剤を使う」「低めの水温で洗う」「洗濯ネットを使う」ということ。
色移りを防ぐためにも、ぜひ取り入れてくださいね。