スーツを自宅で洗濯することのメリットとデメリット
43歳女性、仕事は教育関係の仕事をフリーで請け負っています。仕事上ではスーツを着るような場面は限られており、最近はスーツも処分し、ジャケットと手持ちのパンツやスカートを組み合わせることのほうが多いです。
自宅で洗うコツをつかんでいるので、軽い気持ちでスーツを洗濯機へ
普段からセーターやコート、ダウンジャケットなどもドライマーク用洗剤を使って自宅で洗っています。デリケートな素材のものは手洗いしますが、長年来たものや普段使いのものは、洗濯機でコースを変えて洗います。自宅で洗濯する1番の理由は節約したかったからです。が、それだけではなく、以前気に入っていたカーディガンにひっかき傷や汚れがついていたり、しっかり洗えているか不安になるような状態で戻ってきた経験もあるので、自宅で洗ったほうが後悔が残らず納得できそうだと考えたからです。自分でも何度か安いセーターに穴をあけたり縮ませてしまった経験も経て、少しずつ自宅洗いのコツがつかめてきたところです。家族はスーツ等を着る機会はほとんどありませんが、セーターやコートは各自の判断でクリーニングに出しています。
私のスーツやジャケットも、ブランドものやちょっとがんばって買った物はクリーニングに出しています。が、それ以外は思い切って自宅で洗っています。以前着用していたツイードっぽいウールのスカートスーツも、表面がつるつるした素材ではないので、多少毛羽だったりシワができてもわからないだろうと自己責任で判断しました。すでにかなり着倒して薄汚れも目立ってきたので、失敗してもまあいいかという軽い気持ちで洗ってみることにしました。
スーツはたたんで洗濯ネットに入れ、ドライコースに設定、脱水の時間や回数も調整しました。薄汚れがあったので、ドライマーク洗剤を溶かして他のセーター類と一緒に浸け置きしてから、洗濯機を回しました。
アイロンをかけてみると縮んでいることが発見
脱水が終わって取り出したスーツは形を整え、軽くブラシをかけてから陰干ししました。そのときはとくに変わった様子はありませんでしたが、取り込んでアイロンをかけているときに縮んでいることに気づきました。
ぱっと見ただけではわかりづらいですが、アイロンをかけると裏地が余ってもたついています。表地が縮んだので、ナイロンの裏地がもたつくのです。おもに腕の部分が気になりましたが、幸いなことに、表に裏地がはみ出すほどではありません。着心地もそこまできつくなったわけではありませんが、確かに縮んでいます。
よく見ると、同じような素材のコートが、同じように縮んでいます。こちらもある程度着て普段使いのコートにしていたので、そこまでショックではありませんでしたが、やはり裏地がピロピロしていて、裏返すとかっこわるいです。
結局そのスーツは裏地のピロピロも周りからは見えませんし、思い切って洗ったおかげで薄汚れはキレイに落ちたので、「若干ウエストがきついな」と思いつつ、その後しばらく着用しました。ただ、お洗濯に詳しい人が見たら「縮んでるな」と気づかれていたかもしれません。また、丁寧にブラッシングしてはいますが、表地の仕上がりはクリーニング店から返ってきたものと比べると表地が毛羽立っています。コートはもともと普段使いにしていたので、現在も冬のワンマイルコートとして活躍中です。
こうした失敗も経て、スーツやジャケットなどは、状態に合わせて、必要なときにはクリーニング専門店に頼むのがよいと考えています。やっぱり思い切って買ったスーツやワンピース、礼服などを自宅で洗う勇気はありませんし、ビクビクしながら洗うくらいなら、専門家に任せたいと思います。が、ブラウスやシャツなどは、むしろ自宅で洗えるものが購入の決め手になっており、基本的に自宅で洗うつもりです。普段使いのコートやジャケット、ニットやダウンなどは清潔第一、これからも経験を活かして自宅でがんがん洗っていこうと思います。