失敗から学んだスーツのケア・洗濯
私は34歳の洗濯物がカラッと乾く事がとても好きな主婦です。
この度、自分のスーツを洗った際、反省した事を記したいと思います。
クリーニングにだす程のシミではないから手洗いしてみた
昨年の夏に着ていた夏物の細いストライプのグレーのパンツスーツに、気づいたら襟の黄ばみ、身に覚えのないジャケットの食べこぼしジミ、パンツの膝あたりに黒ジミがありました。
クリーニングに出した後、押し入れに吊るしてしまってあったものです。中々着る機会がなかったお気に入りだっただけにショックでしたが、クリーニングに出すほどの大きなシミではなくすぐに取れそうな感じのシミに見えた為(クリーニングに出す料金も手間も省きたかった為)、手洗い後洗濯機脱水にて応してみようと考えました。
洗剤には、最初、固形石鹸と洗濯用おしゃれ着洗いの液体洗剤を使いました。最初は液体洗剤で押し洗いをし、気になる部分は手でもみ洗いをしてみたのですが、膝の黒ジミは取れたものの襟の黄ばみと食べこぼしジミが中々手ごわく取れませんでした。
その為、歯ブラシでごしごしこすり洗いをしてみました。少し薄くなるくらいまでには汚れは落ちましたが、やはりスッキリ綺麗にはなっていませんでした。そこで、酸素系の漂白剤を薄めて少し垂らし、こすり洗いをしました。それでも中々食べ物のシミと黄ばみは取れませんでした。
ここまで来ると私も若干ヤケになり、少し温度の高いお湯で酸素系漂白剤を溶かし、こすり洗いの後つけおき洗いをしました。
つけ置き洗いをしている間、ほかの作業に気を取られ、2時間もつけたままになっているのに気づき、慌ててスーツを取り出してみると、もうほとんどが綺麗になっているように感じました。
ようやくすっきりした気持ちで洗濯ネットに入れ、洗濯機に入れ脱水しました。
しかし、脱水の仕方が悪かったのか、取り出したときにはジャケットの肩の部分の形が崩れ、全体的にシワシワに…。
ショックは感じましたが、「これは仕方ない、普段着にたくさん着よう」と気持ちを切り替え、燦々と降り注ぐ太陽の下に干しました。
夕方取り込んでみると…襟の黄ばみや食べこぼしジミはほとんど見えなくなっていました!が、喜びもつかの間、炎天下に干された生地は、直接日光に当たっていた部分がほんのり薄いグレーになっていたのです。
後悔!直射日光で色が若干薄くなっていた
遠目に見れば分からない位の色落ちでしたが、陰干しにしなかった自分を恨みました。シワシワのジャケットとパンツをアイロンにかけながら、何度もため息をつきました。
クリーニングに出せば、もしかしたらシミが少し薄くなる位で色落ちはしなかっただろうと思えば思うほど気分は落ち込みました。
お気に入りだから自分でメンテナンスすればいいと思いましたが、その方法もよく調べてから行う必要があったと反省しています。
しかし、それからは開き直って、そのジャケットとパンツは着用しています。上下セットで着用すると色の変化にすぐに気がつくため、もっぱら別々に着ています。
ジャケットだけ着用する際は、首周りが少し隠れるようなストールやアクセサリーを使い、目線をそらすようにし、今のところ誰からも色あせについて指摘されていません。
パンツだけ着用する際は、普段着より少し格のある外出行事にも使えています。こちらはまだまだ問題なさそうです。
今回、自分の調査ミスと思い切った行動をした結果、スーツとして上下セットで着用できないものにしてしまいました。思い切ってしまったがために、後悔と反省をしてもしきれないのですが、結果を受け止めるしかありあません。お気に入りの一着であれば尚更です。
しかしいい経験となりました。長い期間定着してしまった汚れやシミは分かりませんが、自分の気になる汚れは家庭の石鹸や洗剤で十分に取れるという事が分かったのです。
お気に入りのものを長く着用するためにも、自分でのメンテナンスを勉強し、節約しながらお手入れしてゆきたいと思います。